ゆにこと申します。

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長女は小顔で、
一番小さいサイズでも校帽はぶかぶか。

前に落ちてくるから、
視界が見えにくくて歩きにくい
転ぶのが嫌

というとても真っ当な理由で、被らない。


【校帽を被って登下校】というルールを前に
色んな人から被るように強く指示されて嫌だと、入学当初から言っていた。

学校を出るとすぐに取っていたらしい。


自分で自分の感覚を守ることができる。
自分で理由を人に説明することができる。


そういう人間に育ってもらえてよかったと
その時の私は、密かに思った。


5月の登校しぶりの頃から、
「暑い」という理由も追加されて
絶対に被らなくなった。
(たぶん感覚過敏気味で感触が苦手なのもある。綿の柔らかい帽子しか小さい頃から被ってくれない)

鞄に入ってるから大丈夫!という
よくわからない理屈でかわしているらしいw



そして10月現在、
誰も被らせようとしなくなり
「校帽かぶらないキャラ」を確立している。


この先、頭が大きくなって
サイズがぴったりになったとしても
彼女はきっと、心地悪いと思ったら被らない。


そんな彼女を私は、気に入っている。



自由と心地よさを密かに確保している
人に被れとか取れとか押し付けずに
しれっと、自分で自分を守る彼女を
私は、気に入っている。


その感覚過敏による気持ち悪さを
誰も、理解してなんてくれないんだから。