MNPをするための回線を作る① | 内田BBAの備忘録

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前の記事を見ると、可能な限りMNPをして機種とキャッシュバックをもらいたいと欲がでるのが人間です。
しかしそうは問屋が卸しません。

まず、各社ともに買い回りと呼ばれる一度に契約できる上限数があります。
auは基本一名義につき2回線、利用者登録という自分名義で家族が使う制度を遣えばもう1回線、計3回線が一度に契約できる上限です。
今のところドコモとソフトバンクは、MNPに関しては買い回りはかなり緩いようですが、ドコモは2月から厳しくなるとの情報もあります。

学割で家族みんなで乗り換えの際は要注意!! ドコモ、2月1日より契約時・契約種別変更時の審査基準を変更

また、一般人は携帯電話の契約をいくつも持っていません。
まず、いい条件の店を見つけたからすぐ契約しにいこうというわけにはいかないです。
もし複数台のMNPをするのであれば、下準備としてどこかで回線を作ることを考えるはずです。

しかし3大キャリアで持込新規→即転出だと、短期解約者扱いになりしばらく契約できなくなる可能性があるのでお勧めはしません。
その時に役に立つのがいわゆるMVNO、3大キャリア以外の通信事業者です。

3大キャリアが設備を貸し出しているMVNO各事業者
ソフトバンク Y!Mobileのみ
au       UQmobile、mineo(Aプラン)
ドコモ      mineo(Dプラン)、それ以外の事業者


MVNOは3大キャリアから設備を借りて営業しています。
同じ系列同士のMNPは、販売側が販売奨励金が入らないので大抵店員に契約を拒否されます。
auに転入するのであればドコモ系の、ドコモに転入するのであればドコモ系以外の事業者の回線を作ればOKです。
ドコモ系は種類が多く、かかる費用もまちまちなので、ある程度の知識が必要になります。

auへのMNP弾 ドコモ系MVNO音声契約まとめ 2016新春版

① so-net モバイルLTE +talk S2
最低コスト 12,843円

比較的安価で一週間から10日程度で予約番号が発行されます。
申し込みから番号発行までウェブで一貫して行います。オペレーターと話すことがないのでその点は気が楽です。

180日間で5回線までという縛りがありますが、短期解約で契約不可になったことは私は今までありません。
毎月216円のso-net会員になる必要がありますが、予約番号申請時に「併せて退会する」を選ばないとエンドレスで毎月会費を取られます。

また、amazonや家電量販店でPlay!simというso-netのパッケージが売っていますが、そちらは違約金が5000円程度高いので手を出さないほうが無難です。


② OCN モバイルONE 日/110MBコース
最低コスト 16,210円 → 13,294円(エントリーパッケージを使用した場合)

エントリーパッケージというのは、申込時に発生する契約事務手数料3,240円が免除になるものです。
現在amazonで324円で売っていますので、2900円程度の節約になります。

OCNは追加SIMという制度があり、元の回線に紐づけてSIMを追加して毎月の料金を節約できます。
ただ音声の場合は1枚追加するのに3,240円かかるので、MNPの元回線として利用するならばエントリーパッケージを買った方が安上がりです。

また、OCNは費用は安くなるものの、準備期間を多めにとる必要があります。
というのも契約初月は転出予約を受け付けていないからです。
そのため契約したい月の前月に申込をする必要があります。
契約初月は月額料金は無料なのでお金に関しては気にする必要はありません。
契約開始月は申し込みから10日後の月とHPに記載があるので、月下旬に申込むと転出できるのが最悪翌々月になる可能性があります。

予約番号申請は電話かウェブで行いますが、発行はなぜか携帯のSMSでの通知オンリーです。
また、申請から2週間たっても来ないので電話で聞いてみたら放置されていた(オペレーターの言い分では申請自体されていない)ということもあるようなので、早めの確認(催促?)が必要なようです。