2008.12.12(金)夕刊 13面 


タクシーのエムケイ社長

「1年で1万人雇用発表


タクシー会社のエムケイの青木信明社長は、


「今後1年間で1万人の新規雇用をする」


と述べ、グループの社員数を1万人増員する雇用創出計画を発表した。

福岡市や札幌市など新規に参入する地域で運転手中心に4000人を新規採用し、京都市や東京都など既存の営業地域でも6000人を新たに雇用するという。


雇用を前面に出すことで、タクシー増車を抑制しようとする国土交通省をけん制する狙いがありそうだ。

大量に新規雇用するため、44カ所の営業所新設など254億円の投資を見込む。50億円程度は自己資金で賄うが、足りない分は金融機関から調達するとしている。求人誌などを使った大規模な採用活動をするが、実際に雇用者が集まるかは不明。

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タクシーの運転手さんは、様々なお客様を乗せているので話題が豊富、懐も深くて人生の荒波の様々な経験しているといったイメージがあります。

私がタクシーに乗っている時、運転手さんによってはちょっとしたコミュニケーションが成立し、心が和む時があります。。


この記事を読んだ時に「リストラじゃなく雇用?」「こんな状況の中で凄い会社だ!」と思いました。

ですが、冷静になって考えてみると首をかしげる部分がある。

確かに「失業者が出る可能性が高い現状の状況の中、”1万人雇用計画”というのは光を放っているように見える。だが、ただでさえ過当競争になっているタクシー業界において1万人ものドライバーが新しく増えたとして、別の1万人のタクシードライバーにとっては「お客様をとられてほぼ給与0」になってしまう可能性がある。

既存タクシーの運転手は、恐らく嬉しくないニュースであろう。

雇用に関して悪いニュースばかりの現在では、このようなニュースが”頼もしい”と思える。

MKタクシーの計画について今後どのように推移していくのか注目です。

ところで…もう少しタクシーを多様化すれば乗る人も増えるんじゃないだろうか?と思う。

宴会などで都会に出る時等に7人乗りタクシーがあっても良いと思う。バスではカバーしきれない部分をカバーできたらいいのでは。。。。なんて感じてます。