福岡の意識障害のお客さまのところに
出張施術に行く

いつもの時間
いつもの決まった特急ソニックに乗って
いつもの席に座る

冬が来ると
夜明け前に家を出ることに
暗いうちからだと
ちょっと寂しくなったりする
やっぱり一日の始まりは
朝日からが良いな

別府を過ぎた頃  太陽が出てくる


年末は
九州地方も氷点下になるという
次回は 暗い上に極寒か…


意識障害の方々は
脳損傷や脳障害により
自力で身体を動かすのが困難で
すべての生活活動に介助が必要だ

また
五感がどこまで維持できてるか解らず
話せないので
自ら訴える事が難しく
家族や介護者との
意思疎通が難しい状況にある

アロマケアの施術においても
感想や変化 あるいはイヤなところ
ご本人の声で直接 確認ができない

だけど
付き添いのご家族からの
術前術後の様子を教えて頂いたり

意思を伝える(yes)ための動きが
できる場合
僅かに動かせる指
まばたき
などなどで
良い悪いを教えてくれる

あるいは
顔の筋肉のわずかな緩みや緊張で
表情を読み取る

喜んでるな
ちょっと嫌なのかな
今日はご機嫌だね
など
こちらは ちゃんと声に出して伝える

聞こえないだろう
わからないだろう
言っても仕方ないと
私たちが諦めることをしてはいけない

当事者の本当の思いや感情とは
解釈や判断が違うこともあるかもしれないが
それでも
一生懸命に伝え合った結果
お互い通じ合った時は
喜びがあり
安心と信頼へ繋がる
それがまた
彼らの生きる力になるのだと思う

障がい者ばかりの話ではない
どんな人も
互いに心が通じ合うことは幸せなのだ

心が通じ合うとは
同じ意見や考えを持つ事ではない
一方的に理解を求めるものでもない

理解へ至るまでの
互いへの思いやりが伝わる事だと思う

存在を尊重される
思いを受け止め認められる
そこに喜びがあるのだと思う



自宅に帰って来るのも
すっかり暗くなってから


そう もうクリスマスだ!
いい加減 うちの子達
サンタクロースは信じてないだろう

クリスマスプレゼントは何が良い?
明日は買いに行こうか

じゃあ それは あきサンタからだね
サンタさんには別に頼もうっと
次男はお手紙を書き出した
長男は
サンタって年に一日しか働かないね

おいおい いつまで信じる気だ…
いや 2つ獲得への策略か…

そんな風に思ってしまうなんて
大人になったら
純粋に考えきらないものだな

サンタさん 来ーい!