風が秋っぽくなってきました
日差しも和らいで…
うーん暑いけど
まだ緑が鮮やかで爽やかな朝


今回は高速道路で移動です

自動車事故にて
遷延性意識障害になった方が入所できる
久留米の聖マリア病院
自動車事故対策機構NASVA
の委託病床へ
訪問アロマケアです

現在
こちらの病棟で
アロマケアをご希望されてる方は
8名いらっしゃいます
(他施設や在宅の方も含めると13名)

ご家族からの希望がまずあって
それを
病院側が受け入れてくださって
アロマケアが可能となります
つまり
ご家族から依頼を個々に請負い
訪問ケアが成り立っています

病院の処置や
プログラムの無い日曜日に実施して
10:00〜17:00の間で
最大3名行なっています

今回は
熊本から入所している方で
施術は3回目の方をご紹介

右側の痙縮が強く 
両手首が拘縮 
強く握り込んでいます

両脚は左側に倒れ
両膝は屈曲して拘縮しています
特に右側の股関節が
内向きに強く入っています

施術前の状態






左側: 倒れてる方から撮影〜
傾斜が強く 足裏も床に付いてません



胸部から肩
肩から腕
手首から指
以上
それぞれの関節と繋がってる腱
緊張して収縮してる筋肉

足首から先の骨格調整
リフレクソロジー(足つぼ)
太腿から膝裏の腱と筋肉

個別にブレンドした
アロマトリートメントオイルを
馴染ませながら
ゆっくりゆっくり緩めていきます

約90分…

施術後

右手:写真拡大⬇︎



両脚の施術後


握り込んでしまい
ビクともしなかった手は
少し開いて物が入るようになりました
左肘も伸びています
今後は手首を伸ばしていきます

両膝が左側に付くぐらい倒れてたのが
右股関節に緩みが出て
膝頭の位置が身体の中心の方に
足裏全体が床に付く角度になりました

膝裏の腱の縮みが強いので
次回以降の課題です
この部分を緩めると
膝が伸びてくると思います

アロマケアは
施術をした時だけ緩むわけではなく
施術を重ねていくたびに
初めの状態への戻りが少なく
拘縮も軽度になっていきます

痙縮もずっと続くと
本人の意志とは無関係に
力が入ってしまう状態なので
患者さん自身 非常に疲れます

痙縮や拘縮のために
自分の身体自身を自分で圧迫して
傷つかないよう
いろんなクッションを多用して
工夫しながら挟み込んでいますが

施術を月に1回から2回で
半年から一年の継続をすると
個人差はもちろんあるのですが
徐々に軽度になるので
クッションも要所だけになります

そして
着替えやオムツ替え 移乗などの
生活介助が楽になり
リハビリのプログラムも
ステップアップしやすくなっていきます





マリア様に見守られ…大分へ
また来週ね


次のブログ記事の予定は。。。
呼吸管理について
アロマケアでできること

記事のアップまで
少しお待ちくださいね