おはなし会再び!
気づいてあげたいシリーズ〜シリーズ化してた?
子どもの見え方・聴こえ方
開催日時 10月23日 14時〜
10月26日 10時〜
※ご都合の良い日を選んでくださいね
お問合せ 080-8555-2281ショートメールでも可
fax 097-529-7068
e-mail vivras@citrus.ocn.ne.jp
【どんなおはなし会?】
長いけど読んでみて………
◉ヒトの情報伝達
ヒトの五感って
視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚 ですよね
生きていく中で
基本的に危険察知能力として備わっていて
命を守るためにあるものです
また、感情や思考を形成するための情報収集器官とも言えます
感覚器官から得られた情報を
脳で複雑に解析、処理して
一人一人独自に発達した回路を通じて
アウトプット(感情とか行動とか)に至ります
個々で異なる回路=個性や特性
となるわけですが
同じ結果を導き出すのに
人によって通る道すじが異なり
さまざまな感情や思考を経て
結果へ繋がります
もちろん回路の伝達速度も
人によって全て違うと考えられます
ある人はWi-Fi、ある人はダイアルアップ
みたいなものです
どんだけ差がでるか想像つくかもしれませんね
◉視覚のおはなし
視覚は、五感のうちのほぼ9割を現代人は使っていると言われています
生まれた時は、まだ視覚は未熟で
ほぼ8歳前後で完成します
学校でおこなっている遠方視力の検査だけでなく
視界の広さ
眼球の動き
認知力
想像力
などを検査する
視知覚機能検査というものがあります
発達特性のある子供たちの中にも
この視知覚機能の発達検査で弱点が解り
日頃の生活のサポートの仕方がしやすくなるケースがあります
例えば…
板書が遅い
書写を異常に嫌がる
落ち着きがない
手先が不器用だ…折り紙が嫌い、着替えがなかなかできない
癇癪をすぐおこす
集団に入りにくい 引っ込み思案だ
ボール遊びが苦手だ
全て、視覚が関係してます
というか、視覚自体が五感のうち大きな割合なのですから当然ですね
詳しい検査を眼科でまずしてもらう事
疾患や眼の機能自体の異常がないかどうか
医療機関での確認が先になります
その後に専門機関での視知覚機能の検査をします
ですが、周囲が気付いてあげないと
検査まで辿り着けません
子ども自身は、何が正常か知らないからです
自分の見えてる世界が
みんなこうだと思ってて
「他の子は頑張ってるから出来てるんだ」
と、思ってる子が多いんです
頑張ってるけど、出来ない、どうしてだろう
叱られる、もう嫌だ…
親も子も疲れます
頑張っているんだと
こんなふうに見えてるんだと
気付いてあげられたら
子どもも周囲の大人も楽になると思います
この気づきの部分を
おはなし会ではお伝えしようと思っています
◉聴覚のおはなし
最近、メディアでも多く取り上げられるようになった"発達障害"
自閉症
アスペルガー症候群
AD/HD(注意欠陥/多動性障害)
が挙げられます
ネットなどでよくある
診断チェックのような
行動や思考の簡単なテストをすると
誰しもあるある…チェック内容ですよね
ヒトは、多かれ少なかれ
発達障害に見られるような特性は
みんな持っているんです
ただ、周りと調和が取れにくいほどに
本人が辛くて苦しいほどに
特性が凄すぎる方がいらっしゃいます
上記の3つの診断名を障害や疾病と捉えず
ヒトの生来からもつ五感が鋭く
その為に、思考、行動、こだわりに特性が強く出ている状態であると考えることが良いケアにつながるとのこと
☝︎〜〜「精神薬物療法認定薬剤師講習会」にて
博愛病院 院長 釘宮 誠司 先生のお話より
現代人は、脳が情報処理に追われて、五感を失った退化した状態なのかもしれませんね
三者三様の
聴こえ方・見え方・覚え方・考え方
の凄さが、対人関係に支障をきたしている
聴覚に限って言えば
それぞれの特性で
音や声の聴こえ方は、異なります
今回のおはなし会では
代表的な
自閉症・アスペルガー・AD/HDについて
特徴ある聴こえ方の性質をお伝えします
◉まとめ
こんなふうに見えてるから
こんなふうに聴こえてるから
結果こんな行動に現れるといった
感覚器で受け取った情報から
行動や感情へ至るまでの繋がり
みなさんが
あたりまえになって
日常で難なくおこなっている部分で
どこにつまづきが出てしまうのか
何でできない結果になっているのか
おはなし会でお伝えしていきます
理由が解れば
問題点への解決策も浮かんできます
あとは
みなさんが出会う
ひとりひとりに対して
想像力をもって思いやりに変えるだけなのです