30代・女性
まず、最初に話せるようになりたい、
と強く思ったのは、高校3年生の時でした。
英語の授業で、学校で勤務している
アメリカ人の先生にインタビューをする
ということがあったのです。
私は、事前に用意していた質問をして、
それに答えてもらったのですが、
一緒にいた友人は
アドリブで質問をしていたのです。
その質問のおかげで、
先生とパートナーの女性との馴れ初めを
聞くことができるなど、
とても面白いインタビュー内容になりました。
私は、自分が事前に用意した質問を英語ですることと、
先生が話す英語を聞き取ることに精一杯で、
アドリブで英語のフレーズなど出てきませんでした。
単語を聞き取れても、それに対して、
的確な英語を話すことができないことを
とても悔しく思いました。
しかし、その後は受験だったので、
特に話すことに重点を置いた勉強はできずじまいで、
大学生、社会人となりました。
そんな時、本屋さんでふと目に止まった
エッセイを読むことごありました。
その本とは、岡田光世さんの
「ニューヨークの魔法のことば」という本です。
その本では、ニューヨークでの日常の出来事と共に、
そこで使われた英語のワンフレーズが
紹介されていました。
そして、その日常の出来事として、
ニューヨークの人々との
心温まる交流が描かれていました。
その時に、自分も英語を話せたら、
こうした素敵な人たちと、
もっとたくさん交流をすることができて、
自分の視野も広がるのではないかと思ったのです。
英語を話せないまま行った学生時代の旅行では、
ガイドブック片手に質問したり
要望を伝えるのが精一杯で、
交流を持つどころではありませんでした。
英語を話せるようになって、
旅行先でその国の人たちともっと
交流を持ちたいと思うようになりました。