30代・女性
大学の時にお互いの文化や習慣を学ぶ為に
フィリピンに行った時のことです。
そこで国際交流について勉強をしている子たちがいる、
イフガオという村に行きました。
首都マニラからバスで
12時間以上かかるところでした。
そこの学生さんたちと
私たち日本学生で文化を教えあったり、
棚田で稲植えをしたりと
様々な体験を1週間かけて行います。
全員でまとまって行動をするのですが、
1対1とペアを組んで基本的には
その子と常にペアを組みます。
初日にペアの子と対面し、
自己紹介をお互いにする時間があったのですが、
私はいきなり「Ican'tspeakEnglishatall」と言いました。
「私はほとんど英語が喋れません」と
自信満々に言い放ったのです。
今思えばいきなり失礼な話ですし、
情けなく思います。
けれど無邪気で何をしても笑ってくれる子だったので、
打ち解けるのは早かったです。
夜はその子の家に泊まらせてもらうのですが、
ペアの子は日本でいう寮で生活をしていたので、
寮では無邪気な可愛い子たちでいっぱいでした!!
嫌でも英語を話さないといけない環境下だったので、
自然に発音はよくなっていきました。
この時、英会話に通うより
現地に行った方が英語は習得できるのではと感じました。
さて、問題はここからです!!
夜は学生さんたちが寝る2段ベッドを借りての就寝でした。
深夜に急にトイレに行きたくなり目覚めたのですが、
トイレがどこか分からない…
まぁ探せばあるだろうと、
みんなを起こさないように探しました。
しかしどこを探してもトイレが見つからない!!
仕方がない!!外だと思い入り口に向かうと、
なんと鍵がしまっているではありませんか。
結局朝まで耐える羽目になりました。
いい年してここまでトイレを我慢したのは初めてでした!!
朝になり、ペアの子にトイレのことを聞くと、
満面の笑みでここにするんだよと
バケツを指差しました。
マジかと思いました…。
変な話かもしれないですが
ちゃんと英語を話すことができれば…
いや「起こしてごめんね。トイレはどこだろう?」くらいは話せる!!
自信がなかったが故の失敗です。
切実に英語をかっこよく喋れるようになりたいと
感じた体験でした