2011/11/3(木)~6(日) ・・・ 四万十市 ・・・
コース 自宅 = 川内BS = JR高知 = 須崎駅 ・・・ 安和 ・・・民宿あわ(泊)・・・ 焼坂峠 ・・ そえみみず峠 ・・・ 岩本寺(泊) ・・・ 市野瀬遍路道 ・・・ 井の岬 ・・・ 海の王迎駅・民宿日の出(泊)・・・ 入野松原 ・ 石見寺 ・・・ 中村駅 = JR高知駅 = 川内BS = 自宅
埼玉君はもう少し休憩すると言うので、先に出発する。
10時15分、佐賀温泉から「拳の川診療所」に向って橋を渡り旧道にはいる。
橋を渡ると拳の川診療所
ここから「伊与喜」まで車が1台も通らない旧道を歩いて行く。
左手に国道、右手に土佐くろしお鉄道の線路を見ながら進んでいるうちに雨が激しくなってきた。道路が泡立っているが、雨宿りするところもないのでそのまま進んで行く。
「伊与喜」に近づき「不破原橋」から国道に戻ろうとしたが、四国の道の標識は「伊与喜1.3キロ」となっているので「まだ戻らんでええじゃろ」と、そのまま直進した。
ガード下をくぐりぬけると次の四国の道の標識は「佐賀」に変わっていた。
「ちょっと通り過ぎたかな」と思いながら、左手前方にホームのようなものが見えるので近づくと、ぴったり「伊与喜駅」。
国道へ出て、陸橋から左手の道へ分岐し熊井隧道へ向う。
国道の下を潜りぬけ、壊れかけのスクールバス待合所から3m幅の道路に入り、家の間の坂道を登っていくと左手の山際に遍路道の標識が立っている。
通るのが怖いような細急坂を登って行くと先ほどの道の続きに出て、左手を見ると熊井隧道がすぐ近くに見える。
レンガを積み重ねて作ったトンネルで、もちろん明かりなんかない。
初めてトンネルを見た昔の人が
「トンネルというのは入り口は広いが、出口は狭いもんぢゃのう」
と言ったらしいが、本当にそのとおりに見える。
周りの景色が見えるから遠近感が分かるので、真黒の空間の中にポツンと出口の光が輝いていると、立体感がなく、穴を開けた黒紙のように見える。
トンネルを抜け、坂道を下り、国道へ出る。25分ぐらい進み、県道25号線へ分岐する。佐賀の町中を通り、再度国道に合流したあたりから、「鹿島が浦」の沖に鹿島が浮かび、美しい景色が現れる。
ここから国道56号線を進み、佐賀公園、土佐白浜を過ぎ井の岬トンネルをぬけ、伊田、上川口、海の王迎駅を過ぎた坂の上に本日の宿「民宿日の出」の看板がある。
予定通り16時到着。おばあさんが切り盛りをしている小さな民宿を想像していたのに、まったく違っていた。建物も広くてきれいだし、迎えてくれたのは、若夫婦?の主人と美人女将。
今夜の宿泊は3名だが食事は、私1人だけ。(埼玉君は素泊まり)今日も食堂での遍路同士の話が出来なかった。
風呂に入って、洗濯も終わり6時から夕食。食事の準備が出来ましたと呼びに来てくれたので、食堂へ行ってみると、とても民宿とは思えない料理が置いてある。
調理、盛り付け、どれをとっても料亭のプロ仕様。ここの主人、料理店の板前をやめて民宿を継いだのかなと思ってしまった。
石見寺 へ 続く