盛岡在住のエクストロームペインターのタカさんに初めてお会いしたのは、2年前…。
盛岡で開かれた勉強会に参加した時でした。
爽やかなイケメンが、甘い笑顔で私に話かけて来て、親方一筋9年間の私ですが、ちょっとだけ、ドキッとしたのを覚えています。
ドキッっとしたのは、タカさんがイケメンだったから…っていうのもありますが、彼は車椅子に乗っていました。
私の母が8年前に病気である日突然、重度の身体障害者になってしまった…というのもあり、私は、その後もタカさんの事が気になって気になって仕方ありませんでした…。
タカさんは、16歳の時に、フリースタイルスキーの競技中に、怪我をし、脊椎骨折で、首から下は動かない身体になってしまったのだそうです。
その後、首から上しか動かない身体で大検を取り、アメリカ留学まで果たしたタカさん…。
彼と彼の御家族の苦悩や、どうやってその状態から、あんなに明るく、お洒落で前向きになれたのか、いつか、タカさんとゆっくり話してみたいなぁ…と思っていて、でも、子供達もいるし、ただ、少しお話をさせていただいただけだし、盛岡まで突然会いに行くのもなんか変だし…>_<と、悶々としていた時に、秋田の冒険家でもあり、夢を追う男・阿部雅龍さんに、タカさんの話をした所、阿部さんもタカさんの活動に興味を持って下さり、すぐに盛岡に会いに行って下さり、2人は私の思わく通り(笑)意気投合‼︎
阿部さんの冒険のロゴをタカさんがデザインしたり、盛岡では、合同でイベントを開催するようになりました。
そして、ついに、先週、タカさんが秋田に来てくれて、スポコンカフェさんでトークイベントが開催されました^ ^。
私も、少しですが、母が倒れた時の事、障害や病気は、決して人事では無い事、タカさんと阿部さんの出会いの事などをお話させていただきました。
タカさんが、口に棒を加えて、パソコンで描いた作品。
トークイベントの最中には、スケッチブックに、鉛筆であっという間に、こんなに素敵な絵を描いて下さいました。
我が家の子供達もタカさんの鉛筆使いに夢中になって見ていました^ ^。
「首の骨が折れていい事ばっかり‼︎」
とか、
アナと雪の女王の歌を
「私は~、不自由よ~♫」
と歌ったり、冗談交じりに、明るく楽しい事ばかり話して周囲をあっという間に笑顔にしてしまうタカさんですが、ここまで思えるようになるまで、どれほどの葛藤や努力があったのだろう…と自分より10歳も年下の若きアーティストに頭が下がりっぱなしでした。
タカさんの夢は、もう一度、アメリカのロサンゼルスに留学して、「アバター」などのコンピュータグラフィックで映画を制作する技術を学ぶ事なのだそうです。
そして、障害者への差別などの問題も
「出会う人は鏡。自分が悲しそうにしていると、相手もかわいそうな人…として、接してくる。だから、常に明るくいたい。でも、そのためには、自分が、本当に心の底から楽しいと思える毎日を過ごす必要がある。」
というような事をおっしゃっていました。
そして、このトークイベントの趣旨として、タカさんのお話を聞いた人が
「首から上が動かない自分が、毎日、楽しく暮らし、夢を諦めないで生きているから、健常者の方に、自分は何でもできるんだ‼︎という事に気付いて欲しい…。」
というような事もおっしゃっていました。
と、いう訳で、2年前の小さな出会いが大きな花となって開花し、本当に嬉しい夜でした^ ^。
最後に、金曜日の夜にこのようなイベントに私が参加させて頂けたのも、毎日、仕事を頑張ってくれている、親方を初めとした、醍醐・串の実スタッフ、みんなのおかげです。
心から感謝しています。
私が感じた事、学んだ事をみんなに少しずつ伝えていくのが、私の役割だと思っています。