入学して直ぐに言われたのは「お子さんから手を離して下さい」という言葉。
これは折に触れて呪文のように言われる。
受験を二人三脚で乗り越えた親御さんに言ってるんだけど、これを真に受けたのがマズかった。
中学受験を二人三脚で乗り越えてきた子っていうのは、勉強方法をすでに親から伝授されてるんだよね。でも、うちの場合は塾に任せっきりで家でやるのは宿題だけ。塾のカリキュラムの中で繰り返し復習をしていたんだけど、息子の中では同じ問題を繰り返し勉強したり、これを覚えようと思って暗記をした記憶がない。
なので、いざテスト勉強となっても何をしたらいいか分からない状態だった。流石にまずいと思って勉強の仕方をアドバイスしたよ。でもね、うちの息子嫌いなんです。同じような問題を何度も解いたり、字を書くことが大ッ嫌いなんです。
それでも1年の中間くらいは、なんとか一緒にやろうと思ったんだけど、夫に「中学生になって親と勉強する子なんているの？自分で合う勉強の仕方を探して行くもんじゃない。」と言われてしまって断念。
でも、夫の言うことなんて無視すればよかった。夫は自発的にコツコツ勉強できるタイプなんだよね。だから、みんながそれをできると思ってる。でも、世の中には、そうじゃない子だっているんだよ。
一方で、いつまで面倒見るんだって気持ちもある。じゃ、外注しようかと思っても、息子は塾を断固拒否。仕方ないので見守ることにしました。