最近、新聞やネットなどでキャッシュレスという言葉を見たり聞いたりすることが増えて来たように思います。
キャッシュレスということはカードを使うわけで財布を持ち歩かなくてもよく、確かに便利だと言えるのかもしれません。
しかし便利な反面、キャッシュレスというのはリスクもあるのではないでしょうか。
私が古い人間でキャッシュレスと言うよりも現金を必要としない、ということに違和感を持ってしまうのは言われてみれば古い人間というか時代遅れの人間なのかもしれませんが、カードを利用することだけで日常生活に支障がないのでしょうか。
もちろん、キャッシュレスと言っても完全に現金がなくなることはないでしょうが、最近のキャッシュレス化という言葉には世界の主要国はキャッシュレス化に向かっているのに対して日本は遅れているといういうことでキャッシュレス化を進める必要があるというものです。
それぞれの国にはそれぞれの事情もあるわけで何も世界の主要国がキャッシュレス化を進めているからと言って日本もこれに追い付き追い越す必要性はないのではないでしょうか。
キャッシュレスというのは冒頭にも触れましたが便利さということでは確かに便利ですが、キャッシュレスのリスクとして第一にプライバシー侵害の恐れがありキャッシュレス決済で現在主流のクレジットカードなどは現金と違い、第三者の仲介を必要とするため取引内容を特定される恐れがあります。
第二に財産保全の選択肢が狭まるリスクで現金がなくなるとタンス預金ができなくなりタンス預金は盗難などのリスクはあるものの銀行預金と違って手数料がかかりませんし、中央銀行のマイナス金利政策が個人口座に波及して目減りする恐れもありません。
タンス預金を野暮ったいと見下す風潮もありますが、資産分散の選択肢の一つとしてそれなりの存在意義があり、災害時などでキャッシュレス決済が出来なくなる場合の備えとしても軽視できません。
第三にサイバー犯罪のリスクがあり、財産を電子的な形でしか蓄えられないとサイバー犯罪の潜在的なリスク被害にあった場合の打撃がおおきくなります。
現金にも盗難・紛失リスクはありますがリスクは現金の額に限定されるのに対してキャッシュレスだと財布に入る以上のお金を持ち歩けたり、金庫に入る以上のお金をネット上に置いておけたりするので万が一の場合に大きな打撃となります。
キャッシュレス先進国のスェーデンでも世論調査では70%近くが現金を選択しに残すのに賛成しています。
「通貨が完全にデジタル化されたら、システムを止められたときに自分を守る術がない」ということがキャッシュレスの大きなリスクではないでしょうか。
最近感じたことをまとめてみました。