大手企業の兼業解禁とイノベーションということで、前々回と前回11月24日はその背景について取り上げましたが一昨日の11月29日の日経新聞に「副業で人材育つ」として好きなことを仕事にしている記事が掲載されていましたので、予定を変更して紹介することにしました。

 

それは、ネット通販会社のエンファクトリー(東京・渋谷)で顧客サポートに携わりながら、副業でペット用品の通販サイトを運営しているものですが企業の兼業解禁が話題になる中で、エンファクトリーという会社は専業禁止をうたい、社員に兼業を促し定期的に副業の報告会も開催している会社について、11月29日の日経新聞の記事より一部を引用・紹介いたします。

エンファクトリーの加藤健太社長は「副業は人材育成のメリットが大きい」

と指摘する。

「専業禁止」をうたう同社では、社員の約4割にあたる10人が副業を持つ。

副業を通じて仕事への責任感も養われるため、同社では副業する社員のほとんどが各部署のリーダーを務めるという。

 

副業を持つことで本業では出会えない業界関係者との交流も活発になる。

「幅広い業界の最新情報が入り本業との相乗効果も見込める」

と加藤社長はみる。

副業を優先して退職した社員もいるが、「フェロー」として業務を委託することで関係を保ち続けている。

社員の4割が副業を持っているということで専業社員もいることが分かりますが、この会社のねらいは複業が生む経営者目線であり、複(副)業をどんな目的でやっているのか、具体的にどんなことをしているのかを社内で宣言・共有することをルール化しています。

 

そして複(副)業を通じて社員が独立・起業した場合には、「フェロー」として対等な関係を維持することがオープンイノベーションにつながるとしています。

 

政府の働き方改革実現会議は「副業・兼業はオープンイノベーションや起業の手段として有効」としていますが、これを当に現実に行なっていることがうかがえます。