昨日12月8日は73年前の真珠湾攻撃によって米英など連合国を相手に戦争を始めた日です。
本来は昨日のテーマ「昭和の戦争」で触れるべきでしたがミッドウェー作戦というのは、ある意味でハワイ作戦の延長であり日米戦に至った経緯そのものが錯誤の連続によるものだったように思い、今回の「失敗の本質」でハワイ作戦の延長としてのミッドウェー作戦を取り上げることにしました。

ハワイ作戦は米艦隊が太平洋を進攻する機動力を奪うことであり、その主な攻撃目標は空母と戦艦群でしたが攻撃目標にしていた主力空母二隻は真珠湾外にいて無傷であったことが、ミッドウェー作戦を企図することになった要因だったのではないでしょうか。

こういうことからすれば、ミッドウェー作戦作戦の目的は米空母群を捕捉撃滅することでありましたが、この作戦の狙いが機動部隊に徹底されていなかったこと、そして連合艦隊出撃の艦隊編成も航空決戦とは矛盾した艦隊決戦を想定したものになっていたことは前回にも触れていますが、米空母攻撃(雷撃)の実行部隊である第一機動部隊の重大な錯誤米空母はミッドウェー付近に存在しないであろうという先入観にあったとされています。

そして日米両機動部隊は同時期に索敵を開始しましたが索敵機による相手艦隊の発見は米軍側の方が早く日本側は索敵機発進の遅延や発見位置の誤認などの失敗が米軍側に対しての遅れとなり艦載機による米空母への先制攻撃が出来なかったことは奇襲作戦成功だったハワイ作戦の延長でありながら逆の結果となりました。

ミッドウェー作戦という航空作戦指導に対する理解と認識が不十分なままで行なわれたものと言えるように思いますが、戦闘が錯誤の連続とするなら不測の事態が発生したときに適切な対応が出来るか否かが組織としての日本海軍が問われた作戦と言えるのかも知れません。