産業や市場の構造変化に対して従来の企業が変化の動向を無視している時こそ、イノベーションを起こそうとする新規参入者にとっては絶好の機会であるということをドラッカーの「イノベーションと企業家精神」より前回12月10日の続きで紹介・引用いたします。
以下、ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」より
産業内の構造変化にもとづくイノベーションは、その産業が一つ、あるいはごく少数の生産者や供給者によって支配されているとき、とくに大きな成功をおさめやすい。
完全な独占でなくとも、長年の間成功をおさめ、挑戦を抑えてきた支配的地位を誇る生産者や供給者は、えてして傲慢になっているものである。
彼らは新規参入者が現れても、取るに足らぬ存在とみる。
しょせん、素人にすぎないではないかとみる。
そのくせ、その新規参入者のシェアが増大を続けても、対策を講ずることができない。
(一部略)
アメリカの郵便も、最も利益の大きな分野を新規参入者のイノベーションによって奪い取られるようになった後、じつに長い間、いかなる対策も講じられなかった。
初めにユナイテッド・パーセル・サービスが通常小包に侵入してきた。
次にエメリー・エア・フライトとフェデラル・エキスプレスが、手紙と小包の速達や書留というさらに利益の大きな分野に進出してきた。
このように国営郵便の地位を危うくしたものが、ほかならぬ市場の急速な成長だったのである。
あまりに全体の成長が早かったために、それまで重視していなかった市場に手がまわりきらなくなり、外部からのイノベーションを招き入れる結果となったのである。
逆にいうならば、産業や市場の構造変化こそ、体系的な分析とイノベーションの絶好の機会なのである。
企業家たる者は、そこに必ずや機会の存在することを期待してよい。
まさに構造が変化しているときこそ、今日支配的な地位を享受している生産者や供給者は、最も成長しつつある市場を必ず無視するという愚を繰り返すからである。
彼らは、急速に陳腐化し、機能しなくなりつつある仕事のやり方に、しがみついているだけである。
その産業のあり方とされていたようなものが、新しく生まれた成長の機会を生かすうえで有効であるようなことは、ほとんどないのである。
したがって、イノベーションを起こそうとする者は放っておいてもらえる可能性が非常に大きい。
場合によっては、昔からの古い企業が、昔からの古い市場において、立派に活動をつづけていくこともある。
とくにそのような場合には、それらの企業は、外部からの新しい挑戦にほとんど注意を払わない。
まったく無視するか、恩着せがましく道を譲る。
上記はドラッカーの「イノベーションと企業家精神」より引用いたしました。
従来の産業構造や市場で支配的な生産者や供給者が産業・市場の構造変化という過程において最も成長している市場や分野を必ず無視するという愚を繰り返すことがイノベーションを起こそうとする者にとっては大きなチャンスであると言うことだと思います。
今日は以上です。
以下、ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」より
産業内の構造変化にもとづくイノベーションは、その産業が一つ、あるいはごく少数の生産者や供給者によって支配されているとき、とくに大きな成功をおさめやすい。
完全な独占でなくとも、長年の間成功をおさめ、挑戦を抑えてきた支配的地位を誇る生産者や供給者は、えてして傲慢になっているものである。
彼らは新規参入者が現れても、取るに足らぬ存在とみる。
しょせん、素人にすぎないではないかとみる。
そのくせ、その新規参入者のシェアが増大を続けても、対策を講ずることができない。
(一部略)
アメリカの郵便も、最も利益の大きな分野を新規参入者のイノベーションによって奪い取られるようになった後、じつに長い間、いかなる対策も講じられなかった。
初めにユナイテッド・パーセル・サービスが通常小包に侵入してきた。
次にエメリー・エア・フライトとフェデラル・エキスプレスが、手紙と小包の速達や書留というさらに利益の大きな分野に進出してきた。
このように国営郵便の地位を危うくしたものが、ほかならぬ市場の急速な成長だったのである。
あまりに全体の成長が早かったために、それまで重視していなかった市場に手がまわりきらなくなり、外部からのイノベーションを招き入れる結果となったのである。
逆にいうならば、産業や市場の構造変化こそ、体系的な分析とイノベーションの絶好の機会なのである。
企業家たる者は、そこに必ずや機会の存在することを期待してよい。
まさに構造が変化しているときこそ、今日支配的な地位を享受している生産者や供給者は、最も成長しつつある市場を必ず無視するという愚を繰り返すからである。
彼らは、急速に陳腐化し、機能しなくなりつつある仕事のやり方に、しがみついているだけである。
その産業のあり方とされていたようなものが、新しく生まれた成長の機会を生かすうえで有効であるようなことは、ほとんどないのである。
したがって、イノベーションを起こそうとする者は放っておいてもらえる可能性が非常に大きい。
場合によっては、昔からの古い企業が、昔からの古い市場において、立派に活動をつづけていくこともある。
とくにそのような場合には、それらの企業は、外部からの新しい挑戦にほとんど注意を払わない。
まったく無視するか、恩着せがましく道を譲る。
上記はドラッカーの「イノベーションと企業家精神」より引用いたしました。
従来の産業構造や市場で支配的な生産者や供給者が産業・市場の構造変化という過程において最も成長している市場や分野を必ず無視するという愚を繰り返すことがイノベーションを起こそうとする者にとっては大きなチャンスであると言うことだと思います。
今日は以上です。