先週の金曜日に“不安の分類”ということで健康に対する不安、経済面に対する不安そして生き甲斐に対する不安という三つに分類しましたが今日はそのうちの一つとして健康に対する不安を考えてみます。
健康に対する不安というのは誰しもが何らかのものは抱えている様で特に年齢を重ねて行けばそれ相応の懸念は出て来るのは止むを得ないところかも知れません。
ただ、今の時代背景として少子高齢化という問題と無関係ではないことだけは確かではないでしょうか。
高齢化社会の入り口に差し掛かっている折から社会的にも健康ブームの様な動きもあり、メタボ健診ということを病気予防の観点から行っているのは高齢化社会を迎えるに当っての施策ということなのでしょう。
問題はあまりにも健康ブームというものが何か流行り廃りの一過性のブームとして捉えられることに起因する副作用の様なものが起きることの方が危惧される点ではないでしょうか。
例えば一頃流行った清潔意識などは可愛いものですが健康状態に対する安心感を得るために却って不安に苛まれるという様なことがないとも言えない現状を多少とも懸念するものです。
本来の意味で健康不安に対する適切な対応というのは地域に根ざした地道な活動に裏付けられていなければなりませんが、どうもこの辺りになると途端に道筋が見え難くなっているところが健康不安というモノをブーム化する原因にもなっている様に思います。
それは健診から地域のかかりつけ医、総合病院、専門医などの連携がバラバラな為、派生するコミュニケーション不足や治療情報の氾濫などが不要な不安を与えているなら、この情報経路の交通整理と仕組みを見直す事こそ先決のように考えられます。
来週もこの不安について考えていきます。