昨日に続いて去年12月日経産業新聞に連載されましたコラム変調ネットビジネスの最終連載記事を紹介いたします。
尚、少し長くなるため今日と明日の2回に分けて紹介いたします。
変調ネットビジネス
「09年半ばには単月黒字を達成できるのではないか」。
サイバーエージェントの藤田晋社長は運営するブログサービス「アメーバブログ」についての見通しを示す。
ブログの収益は現在、広告がほぼすべてで「携帯は伸びている」(藤田社長)というものの、08年7―9月期のアメブロの売り上げ約6億円のうち、携帯広告の売り上げは1億円にとどまる。
このまま急速に携帯からの接続が増えると、黒字化が遠のく懸念もある。
一般に携帯サイトはパソコンよりも広告掲載スペースが少ないため、広告収入も低くなりがち。
アメブロの場合、一週間あたりの携帯版の広告枠はパソコンより2割弱少ない。
広告の平均単価などは算出が難しく比較できないが、そもそも広告主がパソコンの方が多い。
ブログやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を手掛けるネット系企業が携帯にシフトするのは、若年層を中心に携帯電話からネットを利用する人が増えているためだ。
携帯サイトを充実させなければ、利用者増は難しい。
SNS最大手ミクシィは携帯依存度がさらに鮮明だ。
07年8月に携帯電話からのアクセスがパソコンを逆転。08年9月の月間ページ閲覧数(PV)約148億回の66%が携帯サイトを閲覧している。
同社の収益の大部分を占める広告収入では「携帯版とパソコン版の収益は変わらない水準」(同社)。
閲覧数あたりの広告収入はパソコンに見劣りする。
しかし、広告収入だけで携帯サイトから大きな収益を上げるのは容易ではない。
景気後退の影響を最小限にとどめるためにも、会員である個人利用者に課金するのが不可欠だ。
最終コラムの後半部分の紹介は明日に致します。