去年の12月に日経産業新聞に変調ネットビジネスというコラムが4回に亘って連載されていました。
拡大一方と見られていたネット広告にも変化が表れているようです。
そういうことでこの連載記事を紹介させていただきます。
変調 ネットビジネス
“見える”効果優勝劣敗に
「今年、広告を出すのをやめたサイトはたくさんある。効果が低ければ出稿停止はためらわない」――。
航空チケット予約など、ネット広告への積極姿勢が目立つ全日本空輸。
その担当者である営業推進本部WEB販売部の高柳直明主席部員はこんな実情を明かす。
右肩上がりで伸びるネット広告市場。
その水面下で企業のネット広告に対する姿勢に変化が表れ始めた。出稿先のシビアな「選別」だ。
例えばポータル(玄関)サイトでは、最大手ヤフーの広告収入が2008年4―9月期に前年同期比23.9%増えたのに対し、エキサイトは同13.3%減った。
ほかにも、実額は公表していないが広告収入が減少したとみられるサイトはいくつもある。
さらに世界的な景気低迷が、出稿絞り込みへと広告主の背中を押す。
もはや1千万人以上の利用者を抱える主要ポータルでさえ、選別の対象からは逃れられない。
どのサイトに出した広告から何人が自社サイトを訪問したか、何人が買い物や予約をしたか――。
こうした効果測定が緻密にできるのがネット広告の良さだが、それゆえに拡大する市場の中でもサイト間の優勝劣敗が鮮明になりはじめている。
エキサイトの広告収入の不振は、検索キーワードに関連する広告を表示する「検索連動型広告」の需要を十分に取り込めなかったことも一因だ。
検索連動型広告は従来のバナー(帯状)広告よりも需要が伸びており、バナー広告に注力していた同社は後手に回った。
以降は次回に続きます。