今日は視点を変えてサービス業のトレンドを紹介させていただきます。


11月に日経MJ(日経流通新聞)に掲載された記事です。


以下、本文


サービス支出が伸び悩む中、健闘しているのが日常生活の延長線上で楽しめる身近な娯楽を提供する業種だ。

キーワードは「ジモ(地元)・タク(自宅)遊び」。


げた履きでもOKの近場や家庭で味わえるちょっとした“癒やし”を売り物にする業種が、縮むサービス消費をとらえている。


音楽・映像(AV)ソフトレンタル・販売最大手のTSUTAYAは集客てこ入れ策としてコミックレンタルの取り扱いを強化した。

〇七年二月の導入店は五十店に満たなかったが、同年九月に百店を突破した。


一店あたり平均三万冊。「ワンピース」 「NANA」など少年、少女マンガの人気タイトルはもちろん、小さな書店では扱いが少ないマニアックなタイトルまでそろえた。

これが呼び水となり、コミックレンタル導入店の〇八年一―三月期売上高は全店平均を一〇ポイント以上回った。

懸念された新刊本の販売減も「現状では出ていない」(TSUTAYA)。


同社は来春までに導入店舗を三百店に増やす計画。

競合するゲオも追随するなど、「おこもり系」娯楽の必須サービスとしての地歩を固めている。


自宅での娯楽ならテレビも重要な位置を占める。

地上波テレビ放送が低迷するなか、よりパーソナルなニーズの受け皿となるケーブルテレビが健闘している。


売上高ニケタ(一一・六%)増の都市型CATVでは最大手のジュピターテレコムが勢いづいている。

〇七年度の加入世帯数は前年度比四%増の二百十九万世帯。

映画やスポーツなど、約一四千タイトルを好きな時に見られるビデオオンデマンド(VOD)サービスが好調だ。デジタル放送対応のテレビやハードディスクレコーダーの普及も追い風となっている。


パスタやチャーハンにソフトドリンクが付くランチセットに三時間のカラオケも楽しめて一人千三百円程度―。

景気が不透明感を増す昨今、家の外での手軽なレジャーとしてカラオケ(六・一%増)も再評価されている。

カラオケ店「コート・ダジュール」を展開するヴァリック(横浜市)は家族連れなどの利用を促そうと「食事」に注力。


レジャーが多様化する景気回復局面では稼働率低下に悩んだが最近はランチを楽しむ主婦仲間などで昼間もにぎわいが戻ってきた



以上です。