I.m.pressというマーケティング雑誌に連載されているインターネット探検団という企画記事を昨日の続編として紹介いたします。


一昨日、昨日の個人主導ツール と続けてきましたが今日で第一回目の「ネットライフに潜むビジネスのヒント」の記事紹介は終わります。


以下、本文

(株)カレン  次世代ビジネスリサーチ  四家正紀

ネットライフに潜むビジネスのヒント


最近の興味ある事例としてMTVジャパン(株)が日本の動画共有サイト「ニコニコ動画」に「MTVビデオ・ミュージック・アワード・ジャパン」のプロモーション動画をアップしました。


今年の同アワード司会者であるプロマジシャンのセロがマジックを実演する映像で、ほかの「ニコ動」コンテンツ同様に、ユーザーの手品に対するツッコミが字幕テロップとして画面上をリアルタイムに流れてくるというものです。


いくらでも意地悪なツッコミが可能な「手品」というコンテンツに自由にツッコミを入れさせるのはたいした判断だと思いました。


実際「巣ゴー意」「いま何が起こったんだ」という歓声のコメントとともに「あー合成合成」「いまタネが見えたな」など、罵声のようなツッコミが流れています。

通常、企業からのメッセージにこんな罵声が付いたら台無しでしょう。でもこの企画は面白い。


ツッコまれることを前提にして見ている人を擬似的なライブ感に巻き込んでいくような、新しいコミュニケーションが成立しているからです。


通常のメールやWebは非同期のコミュニケーションであり、ライブ感に乏しい。かといってライブ中継では時間的制約を受けるし、双方向性がありません。


ニコニコ動画は非同期でありながら、みんなで同じ動画にツッコむことで、擬似的なライブ感が体験できます。だとすれば、『男はつらいよ』の寅さんや、デパートなどで行われる実演販売に近いライブ感を演出する「ニコニコ販促」も可能なのではないでしょうか。

試しに「ジャパネットたかた」にニコニコ動画を利用してもらいたいところです。


このようなヒントが、マーケティングとは一見関係の薄いメディアやコミュニケーションツールの中に潜んでいたりします。


今後、この連載では「生活者向けビジネスのヒントは生活の中にある」という当たり前の観点から、ネット上で起こったさまざまな事件や、面白いサイト、今、そしてこれから起こるネット上の現象をみなさんにご紹介したいと思っています。



以上です。


第二回目以降のインターネット探検団については日を改めて紹介していきます。