昨日の続きで9月17日の日経産業新聞の点検ネットビジネスに掲載されたオリコンPCサイト「オリコンスタイル」のコラムの続きを紹介させていただきます。


昨日9月22日のオリコンPCサイト「オリコンスタイル」 の続きで後半になります。


以下、本文


誘導路を設けても、提供する情報のすそ野が広くなければ多くの閲覧者は期待できない。そこで同社はルーツである「音楽」以外の分野にも守備範囲を拡大した。

十数人の取材班は、映画やファッションなど幅広いエンターテインメント情報の収集に奔走する。


例えば九月十六日午後のオリコンスタイルのトップ画面は、スガシカオさんのアルバムセールスなどの音楽情報に加え、銀座に出店した衣料品専門店「H&M」や綾瀬はるかさん主演の映画「ICHI」などファッションや映画の旬の話題を掲載している。


ランキングも多彩だ。

扱う分野はエステサロン、旅、外食チェーンや自動車保険など数十種類にのぼる。

こうした情報分野の拡大により、広告主の顔ぶれも多様化した。


サイトの情報充実を図るなかでも、同社本来のランキング調査機能を核とする戦略は不変だ。かつて多角化戦略で失敗した経験が、事業領域をいたずらに拡大しないという教訓となっている。


同社は利益率の高い着メロ事業で得たキャッシュフローを元手に、〇三年に宝飾品事業に参入。〇四年には韓国の映像配信サービス会社を買収、〇五年には高級通販会社フランクリン・ミントを設立した。

だが、いずれも失敗。ここ数年は不採算事業の整理に追われ、今年五月の韓国子会社売却でようやく負の遺産処理を終えた。


米国「ビルボード」と並び、ランキングのブランドとして国内では「オリコン」の知名度はいまだに高い。

「本業回帰」で守られたそのブランドの潜在力を最大限に生かすうえで、ネットの活用は今後も重要な経営戦略の柱となる。



以上です。