金融誌に掲載された地域金融マーケティング研究会客員研究員(北陸銀行)の中島 和彦氏の「越中富山の薬売りとOne to Oneマーケティングの意外な関係」という記事を一昨日、昨日の続きで紹介させていただきます。
以下、本文
古き良き伝統に回帰
金融サービスにおいてのマーケティングを考えてみると、ネットでの取引やATMのニ四時間取引などの「利便性」と、顧客の本当のニーズを把握して一緒になって考え提案していく「共存性」の二面性が求められていることがわかる。
後者の場合、顧客にとって必要なのは、金融に関する、医師や弁護士のようなコンサルティングサービスである。
顧客各人のライフスタイル、金融ニーズが異なるからこそ、顧客と協働し、顧客の志向に合った金融サービスを提供していく必要がある。
もちろん、「顧客との間に良好な関係性を築くことでビジネスを維持・成長させていく」というOne to One &CRMマーケティングの考え方は、昔から優秀な営業担当者の頭のなかにはあったことで、いわれなくても実行している担当者は多い。
ただし、こうしたベテランのノウハウは標準化、共有化が行われておらず、個人技頼みのものであった。だからこそ、組織的に体系化する手法として、マーケティング(売れる仕組みづくり)が必要になってくるのである。
前述したとおり、One to Oneマーケティングは、三〇〇年以上も昔の日本で誕生した手法である。
われわれ地域銀行にとって重要なのは、この古き良き伝統をマーケティングに取り入れ、地域密着型の金融サービスを顧客主体で提供していくことである。
目指すところは、あくまで顧客が真に望む商品・サービスを顧客の目線で考え、提供し、より高い満足を創造していくことであり、そのために、顧客から愛着をもって支持され続ける地域銀行となることがわれわれの使命であると考える。
以上です。
これを読んでいると自然に起業の原点の様なものが感じられてきます、顧客ニーズを追求し顧客満足を創造するということに改めて思い至りました。