先週の木曜日8月28日のブログ、日経産業新聞に掲載されたVBウオッチング「企業に埋もれた技術事業化」の続きでファンド運営のテックゲートインベストメント(TGI)のカーブアウトという手法を活用した投資例を紹介させていただきます。
以下、本文
TGIがニ〇〇四年に立ち上げた第一号ファンド(総額四十億七千万円)には銀行や生損保、中小企業基盤整備機構が出資。メーカーの参加は断った。
投資先との利害関係を排除し中立の立場を明確にするためという。技術選定は大企業でCTO(最高技術責任者)を努めた七人のアドバイザーが協力してあたる。
同社がこれまで手掛けたカーブアウトベンチャーは六社。
住友電気工業から独立した映像配信プラットフォームのクーレボ(東京・新宿)、ソニーコンピュータサイエンス研究所の技術者が立ち上げた位置情報技術のクウジット(東京・港)などIT(情報技術)で次代を担う注目企業が多い。
FETは〇九年からパネルを量産、年商二百五十億円を目指し株式公開の一番手となりそうだ。
日本では優れた技術や人材が大企業に偏在している。ただ研究所の技術で事業化されるのはごく一部。
ノンコアと判断された技術はお蔵入りしたまま日の目をみない。
せっかく開発した研究成果が宝の持ち腐れになったままでは技術者の士気も低下する。処遇に不満を持つ技術者が韓国、中国などに転出する要因にもなる。
カーブアウトは不遇をかこつ技術者に再チャレンジの機会を与え、日本のモノ作り機能の強化にもつながる。
土居代表は「協調型カーブアウト戦略のノウハウを第三者に提供し大きな流れにしたい」と話す。
カーブアウトは大企業の経営改革の手法としても注目され始めている。
以上です。