昨日の博報堂大学の続きになります。


博報堂は2005年4月に、社内組織である博報堂大学(正式名称はHAKUHODO UNIV、)を発足させた。

基礎的な研修だけでなく、世の中や生活者に対する問題意識を持たせ、新ビジネスの芽を探ることが目的だ。


第一のステップが広告の専門知識などを学ぶ「ベーシック」。第二が「サロン」で、問題や課題解決のヒントを得ることを目指す。最終の第三段階が、社員から集まった課題やテーマをさらに掘り下げ、ビジネスにつながるきっかけをつくる研究ラボ。

07年に初のラボとしてできたのがこどもごころ製作所だ。


スタッフは兼務を含め十四人。軽部 拓所長は「子供心を取り戻すための取り組みを通じ、今の社会のゆがみを修正する」ことがこどもごころ製作所の目的と開設する。クラヤミ食堂の場合は、肩書きや体裁を気にしない空間で好奇心や直感など大人が失いかけた感性を呼び戻すことができるという。


このほか野原の虫・草木になりきった詩を朗読する「親子のはらうた」を全国の小学校に提案。首都圏や九州などの小学校が参観日に採用している。


新ビジネス創造

お遊び的なイベントともとれるが、「お遊びも視点を変えれば立派なビジネスモデルになる」と大学学長を務める博報堂の安藤輝彦取締役は言い切る。遊び”が生み出す感情から新たなマーケティング手法や新規事業を発掘するという。


背景にあるのが広告業界の苦戦。マス媒体向けの不振は続き、ネット広告は好調だが市場規模は小さい。マス媒体とネットなど複数メディアを組み合わせるクロスメディア広告の強化など正攻法を進める一方で、本来の自由闊達(かったつ)さを意図的に作り出し、新ビジネスを創造したいとの思いがある。


実際に「暗闇は面白そう」というメンバーの一言から始まったクラヤミ食堂も、回を重ねるうちに事業化の芽を出しつつある。「肩書きや体裁に縛られない暗闇は連帯感を深めるにはうってつけの場所」(軽部所長)のため、上司・部下の距離を縮める研修への活用を打診する企業が相次いでいるのだという。


博報堂大学では他にも複数の研究プロジェクト案が持ち上がっており、そのうちの一件は研究ラボとして後に続く予定。

世の中に新たな動きを起こす価値観をいち早く見つけ出せるかで、広告会社の優勝劣敗が決まる」(安藤取締役)。


暗闇を抜け出すための試みは、これから本格化しそうだ。



以上ですが、私流のビジネスアイデアを考える上でかなり参考になりました。