昨日の“サイトお薦め機能進化”(6月19日、日経産業新聞掲載記事)の続きになります。良ければ昨日のブログにも目を通していただければ内容的にもわかりやすく読んでいただけるものと思います。


「ニュース」適応

動画検索サイトを運営するタギー(東京・目黒、石上裕社長)は、独自開発した推薦エンジンの外部販売に乗り出した。同システムはニュースサイトにも適しており、「スポニチ」を発刊するスポーツニッポン新聞社(東京・江東)が採用した。

ニュースの内容に応じて「タグ」と呼ばれる分類情報を自動的に生成する。利用者が過去に見たニュースのタグ情報を分析して、利用者ごとに好みのニュースを優先的に表示する仕組みだ。


ECサイト、ニュースサイトなど顧客の特性に応じてシステムをバランスよく組み合わせて最大効果を引き出すのが、推薦エンジン開発の老舗、チームラボ(東京・文京、猪子寿之社長)だ。


同社の技術は経済産業省の検索エンジン開発を支援する「情報大航海プロジェクト」のモデル事業にもなっている。二月に利用者の好みの動画を次々表示する動画検索サイト「サグールテレビ」のサービスを開始、三カ月で利用者は月間百万人に拡大した。


七月一日からは推薦エンジンをソフトの期間貸し(ASP)として販売する。利用企業はチームラボのサーバー内にあるソフトを利用して割安に自社のサイトに推薦エンジンを搭載できる。

料金は月額十万円から三十万円程度。初期費用が別途百万円かかる。

約三週間というスピード構築が可能。チームラボの担当者が顧客サイトに応じたシステムに仕上げる。


今、世界では精度の高い推薦エンジンが求められている。ネットを活用したDVDレンタル大手、米ネットフリックスは推薦エンジンのコンテストを毎年開催。自社が持つ利用者のレンタル履歴データベースを提供していかにレンタル回数を高めるかを競わせる。賞金は百万㌦。百を超える国から約三万のチームが挑戦している。


「検索」から「推薦」へ。世界の技術者が開発競争を繰り広げる中、和製推薦エンジンがどこまで世界に通用するか国内のソフト会社は、技術開発と導入実績二つの側面で正念場を迎えている。           (細川幸太郎)


以上です。