昨日のブログで発想の転換ということに触れましたので今日はこの発想を活性化するためには、ということで考えていましたら、ちょうどピッタリの記事を見つけましたので紹介させていただきます。
ある雑誌に掲載された脳科学者の高島明彦氏の文書ですが昨日のブログと合わせてみてもらえれば新しい発見になるのではと思います。
自社単独よりも、他社との交流の中のほうが、本当にアイデアは生まれやすいのだろうか?
脳科学者の高島明彦氏によると、人との交流と脳の活性化には密接な関係があるという。人との交流が脳に作用するメカニズムを解説する。
人との関わりが記憶のフィードバックを生む
われわれの頭の中にある脳は、目的を設定してそれにあう行動の選択をしています。もちろん、人との出会いの場でも脳は働いています。
自分のもつ知識と照らし合わせて、この相手と交流すると、どのようなことが起こるかを判断しているのです。脳を効率よく働かせるためには日頃からあらゆるものに興味をもつことが大切です。
好奇心を失い思考することを止めてしまえば、脳は老化し、衰えていきます。
脳を活性化させる一番の方法は学習ですが、けっして難しい問題を解いたりすることではありません。
積極的に人と交流することも脳にはとても良いことなのです。
学習によって得たすべての情報はいったん、脳に記憶されます。この記憶がその人の行動を決める判断材料になります。
覚えている時間の長さによって記憶は3つに大別できます。
まず「短期記憶」として脳に保存され、その後、「長期記憶」へと順を追って保存されていきます。そして最終的に「永久記憶」へと保存されます。この永久記憶は、その人の“経験”に置き換えられます。
脳は目的を持って情報を記憶し、他の記憶と照合することで結論を導き出しています。たとえば会話がそう。相手が話したことをいったん、短期記憶として保存します。
そして長期記憶・永久記憶の中から関連したことがらを引き出して、自分の意見を話す。
そのときに長期記憶からは想起信号が出る。新しい記憶と長期記憶の情報や知識が比較されることで新しい発想や創造が生まれやすくなります。
新たにプラスされた情報は改めて、長期記憶・永久記憶に保存されます。
人との関わりの中では記憶のフィードバックが増えるため、意識下にある記憶も引き出される機会が生まれやすくなります。ただ想起が起こるのは、人がお互いに足りないものを補完し合うときです。類似した情報や目的が同じものが取り入れられたときにだけ相乗効果が生まれるのです。
パートナー探しを行っている際はこの機能が働いています。
新しいことをしなければ考え方はパターン化する
人は年齢を重ねると、蓄積した経験を利用して物事を判断します。
これは知恵がついているから。経験を積んだ人はその知恵を使って脳の一部だけを働かせ、新しい環境に対応します。すると脳の老化が起こります。
脳の老化が起こると、新しい情報が入ってきた際、それに対して記憶を引き出すことはできても新たな情報をインプットすることが難しくなります。
するとどうなるか。
すでに獲得した知恵、体験のみにあてはめてしまうので、判断がパターン化し、新しいアイデア等が生まれなくなるのです。
年齢を重ねると頑固な性格になるのはこのことが関係しています。
一部(略)
人は同じことの繰り返しだけではなく、新しいことをしなければ考え方がパターン化します。
人と交流することは、記憶を呼び覚まし、さらに記憶情報を刷新することになり、より良い発想を生む糸口にもなるのです。
以上です。