今日はこの間から紹介させてもらっている日経産業新聞の流行ウオッチングというコラムから面白いというより考え方というのはこういう事なのかという記事を紹介させていただきます。
(執筆はジャパンライフデザインシステムズ社長 谷口正和氏です)
戦略圧縮 情報の時代には的絞れ
より小型化する、プチ化する。
本質を失うことなく、圧縮し、精度を高め、的中率を上げる。それを意図的に行うことを「戦略圧縮」と言ってみた。
情報の時代は市場と顧客を研究し、量と規模に頼らず、いかに的を絞るかが重要になる。規模よりも密度、量よりも厳選だ。
場の圧縮、時間の圧縮、テーマの圧縮、サイズの圧縮、重さの圧縮、コストの圧縮、投資の圧縮―。
何を圧縮していくかが「戦略圧縮」の鍵になる。
場の圧縮で言えば、東急ハンズが「5分の1店」の出店を加速している。
売り場面積が通常店の5分の1以下の新型店「ハンズ ビー」を、人口増などで需要が見込める大都市や有力地方都市に出店する。
商品数も1割強の2万種類だ。
セブンーイレブン・ジャパンも最小4分の1サイズのミニコンビニを2年で100店にする予定だ。同様に、良品計画、日本ケンタッキー・フライド・チキン、サイゼリヤなども同様に小型店戦略を加速する。
テーマを圧縮して成功する例は多い。
米国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「カフェマム」はその一例だ。
母親だけが参加できるサービスで、中流層の若い子持ち女性に人気だという。
サイト内にいくつかのスポンサー付きのテーマフォーラムを持ち、母親たちが語り合い、その情報をスポンサーにフィードバックする。
バナー広告料も他を上回り、テーマを圧縮すると付加価値が上がる好例といえる(Forbes7月号)。
東日本旅客鉄道(JR東日本)がエキナカで「鯛プチ」をヒットさせている。
重さは10㌘ほどで、通常のたい焼きの10分の1以下だ。17個 525円のほか、定価は3種類ある。ばら売りはしない。カステラに似た食感で、冷めても固くならないのが特長という。
1日の売り上げは当初計画比で約3倍。狙いが若い女性に見事に当たった(交通新聞5月19日付)。
要は戦略を絞れ、である。
以上です。