ある雑誌の編集後記の様なコラムに面白いのがありましたので紹介引用させていただきます。
この記事は金融界有識者が執筆しています、ということです。
以下引用文
今年の大学入試センター試験の政治・経済でおもしろい問題があった。
「(問) 一般的に中央銀行が行うと考えられる政策として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
①デフレが進んでいる時に通貨供給量を減少させる
②インフレが進んでいる時に預金準備率を引き下げる
③不況期に市中銀行から国債を買い入れる
④好況期に市中銀行に資金を貸す際の金利を引き下げる」
ある日銀担当記者のブログには、「日銀マンはこの問いには答えられない」と書いてある。
では実際に日銀にこの問題を突きつけたらどう答えるだろうか。
日銀はこの間、デフレが解消されていないにもかかわらず、ハイパワードマネーを減少させ、市中国債の買切りオペの増額をしなかった。
つまり日銀は①を行い③を行わなかったわけで、日銀マンはひょっとすると「正解は①」と答えるかもしれない。
しかし、もちろん、大学入試センター試験の正解は③である。
日銀はどうして大学入試レベルのごく基本的問題の答えを間違えるのか。
思うに日銀は国債買入れに対して特別の感情を持っているのではないか。
国債は財務省が税収不足を補うために発行するが、日銀が国債を買うことは「日銀の負け」という日銀関係者もいる。
これは日銀が大蔵省(現・財務省)に支配されてきた歴史を反映している。
福井総裁も就任当初、当座預金残高を引き上げても国債買切りオペを増額することはなく、不思議に思われたが、この日銀感情からみれば納得できる。
一月二二日の金融政策決定会合で日銀は金融政策を現状維持とした。
ところがFRBは同じ日に、FFレートの緊急利下げを決定した。
サブプライムローン問題に端を発した金融市場の世界的混乱が続くなかで、日本だけが取り残されることがないよう、次期総裁選びではこの大学入試センター試験の問題を出してみたらどうだろうか。
以上です。
金融界有識者でないと書けない記事ですが案外、的を得ているかも知れません。