先週でネットの向こう側というテーマを一応、結論を出しましたので次に何を書くか正直に言ってまだ次のテーマを決めていません。
一昨日、マイクロソフトが米ヤフーに対し買収提案をしましたのでこの件について書いて見ようかなとも思いましたが、この話題は私が書くよりもネット企業関係者の意見、記事を先ずは聞かせてもらいたいと思っています。
そういうことで今日は一番重要な問題であろうサブプライムについて少し専門的になりますが、証券化のことを元大蔵財務官で現在、早稲田大学教授の榊原英資氏が昨日の日経朝刊に書いてる記事を紹介引用させてもらいます。
VIEW POINT
米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が拡大するなかで世界の金融市場の混乱が続いている。
要するに米国の住宅ローンの話だと思いがちだが、実は、この問題の本質は証券化の部分にある。
金融機関は運用会社等に住宅債権を信託してバランスシートから落とし、住宅ローン担保証券、さらには、合成債務担保証券という形で証券化していた。
しかし、サブプライムの住宅ローンが不良債権化してこれらの債券の市場が機能しなくなってしまった。
証券化というとリスクを分散し金融機関のバランスシートを改善するというプラスの側面だけが注目されてきたが、これは金融機関による信用創造という側面も持っている。 住宅債権や他の債権を証券化して市場に売却すれば、金融機関には新たな資金が入ってくる。
この証券化を繰り返せば、少なくとも論理的には、金融機関の業務を無限に拡大することが出来るわけだ。
証券化に代表される新たな金融技術の導入で世界の金融機関はその業務を大きく拡大し、ここ数年、過剰流動性の時代が続いてきた。
サブプライム問題の核心は、この金融機関による信用拡大の歯車が逆転しだしたということであろう。
歯車の逆転はまだ始まったばかりで、信用収縮は今後もかなり速いペースで進んでいくと思われる。
過剰流動性の時代は終わり、世界の金融マーケットは新しい局面に入ってきたということなのである。
以上
何か非常に厳しい時代が訪れ様としている感じがしますが、こういう時代こそ本当の意味でのイノベーションが求められるのでしょう。
私が密かに期待していた前FRB議長グリーンスパン氏が日経の私の履歴書でサブプライムの問題に触れるかなと思っていましたが、最後まで触れなかったですね。
当然といえば当然ですが、世界の最大関心事なので何らかのサインらしきものはと見ましたらこのイノベーションという言葉が使われていたのが印象的でした。