以前にこのブログに書いたと思うが、分析心理学の大家であり精神科医でもあったスイスのカール・グスタフ・ユングが言うには、誰にでも影、いわゆるシャドーの部分があり、大体の人にとってそれは受け入れ難く人に投影することで相手を嫌いだとか苦手だとか感じるのだそう。
私は概ねそういうことだったかな程度の知識はあったものの、実生活ではあまり意識することもなかった。
しかし子供たちが成長し大人になるにつれて、一つどうしても無視できない感情に囚われるようになったことから、改めてこの内なる影(シャドー)の部分について考えさせられることになった。
子との関係である。
結論から言うと、私の嫌な部分がすごく似ているのである。
初めはなんとなく⋯という印象程度のものであったが、もう誤魔化せないくらい似ているのである。
そうなるとどうなるかというと⋯
いちいち苛つくのだ。
家でダラダラ、ゴロゴロしているのを見るたび、或いはなんだか妙にムッとした感じで不機嫌そうにしているのを見るたびに、なぜか私は苛々してそのうち激昂しそうにまでなってしまうのである。
ある時、フッと気づいてしまった。
これは昔読んだユングや河合隼雄氏の本に書いてあった、いわゆる自分が受け入れ難い部分、つまり影の投影かも知れないと。
いや、今となっては間違いないと確信している。
まさか自分が親子関係でこのような体験をするとは思いもよらなかったし、何よりも自分が受け入れ難いとしている部分が「ダラダラ」「ゴロゴロ」「不機嫌なオーラ」であったとは⋯。
ちょっと⋯いや、すごく意外だった。
同時に、私自身がそういうところがあり、家族に対してそんな態度、雰囲気をだしつつ生きてきたのだと突きつけられているようで何とも言えない気持ちにさせられる。
これらのことはまだ現在進行形であるから、何か解決方法みたいなものは思いつかないものの、そんなことに気づくだけで「しょうがないなぁ」と複雑な心境を流せることが増えた。
皆さんはそんなことを経験されたことはあるのか、ちょっと気になったので書いてみた。