パリでの食事は、昼・夜と同じフランス料理でも全く真逆といった感じの2つのレストランへ



一つには世界ベスト1のレストランにも選ばれたNOMAを代表するような革新的なフレンチ

 

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フランス期待のホープとまで言われているらしい同年代 の 新世代シェフ  ダヴィット・トゥテンが 最近オープンさせたレストラン ダヴィット ・トゥテン




もう一つは、フランス料理らしいトラデッショナルナな料理 


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歴史的にも重要な財政界の社交場だったパレロワイヤルにある
 グランドクラシックなフランス料理   レストラン  パレロワイヤルです


同じ日にこの全く対極に位置するといってみういフランス料理を食べ比べて


今後自分がどういう料理に向かうといいのか感じる部分も得るものもたくさんありました


まずはダヴィット・トゥテンの店内

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木の温かみを生かしたようなシンプルで温かみのあるそして肩肘を張らなくてもいい気軽な雰囲気    流行りのテーブルクロスのないスタイル  






もう一方パレロワイヤルの店内

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テーブルクロスで特別な高級感を


このテーブルクロス一つで特別な非日常を演出するのか.カジュアルで居心地のよさを出すのかも別れますよね


たかがクロスされどクロスお店のコンセプトを考える上でも重要です。

気軽に楽しく色んな人に来て欲しい気持ちもある、かといっていつもと違う緊張感というか特別な非日常感も感じてもらいたい...   迷う所です


理想は、非日常的でありながらも気軽にくつろげる緊張感と温かみが交差する感じなんですけどね     なかなか難しい




料理のだし方も違いがあって、新しいタイプのお店は少量で多皿な料理を出す所が多いです


ダヴィット・ トゥティン  こちらのお店もそうでした


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アミューズは3皿  どれも一口サイズです


上左  牛肉の燻製のなかにラズベリー

上右  プティポワ シブレットのクーリー

下 マクロのミキュイ  チェリーとオニオン


どの皿も本気を出せば10秒で食べれてしまう位  それが一皿一皿運ばれてくるのでまとめて持って来て欲しいと少し思ったり...


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上 ホワイトアスパラと分解したオランデーズ

中  甘みを引き出しゆっくり柔らかくローストした人参と香草のバター 香草のソース


下  サーモンのミキュイ   燻製ジャガイモのピューレ   シュー

細いアスパラ一本と細い  人参一本ではどうも食べた気がしない。

もっと驚きがあれば少ない量の一皿でも充分満足出来るんでしょうが...うむー

サーモンは生のような火が入ってるようなミキュイに仕上げられ、燻製したジャガイモのピューレはチーズのようなコクもあり美味しかったです


見た目はどの皿もすごくいいけど、それを越える感動ですよね...


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上 アンギーユ (鰻   黒ゴマのソース

下 コション     プティポワ


鰻は白焼きの様な感じ 臭みもなく美味しかったです


そして今回1番収穫だったコション!  豚ですがまるで若鶏の様に癖もなくそしてしっとりして、噛めば汁がジュワッと溢れ出る感じ 

 まるで 豚と若鶏のいい所どりしたような豚肉はビックリしました。

火入れもすごくいいんでしょうけどけどいい素材を使ってるんでしょうね 。豚肉の概念が変わりました

皮目も鶏の様にカリッと焼かれていてその皮下脂肪がまた美味しかった

これは、お皿下げる時 本当に豚ですよね?と思わず確認したくらいでした




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ここからデセール3品

上がカリフラワーやカボチャを使ったバニラアイス

真ん中  乾燥リンゴとシリアル とアイス

下 焼き菓子はフィナンシェと ショコラをサンドしたアマンドチュル

デセールもグッとくるものはなかったですね


全体の感想としては、素材の味を引き出すことに注力している料理で面白いんだけど物足りないものも感じました 量的にもですし見た目はいいんだけどって感じ

でも 流行りのスタイルなのでお客さんがよく入ってるのはこういうコンセプトのお店なんですよね


周りは料理関係者だろうなという人ばかりで注目されてるのは確かです。


もう少し一皿一皿の満足度あった方が良かったなというのが率直な感想でした







パレロワイヤルは、真逆でとにかく量があって一皿一皿をしっかり食べさせる感じ 味もしっかりした感じ

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アミューズにはアスパラのコンソメ

贅沢だなーと感じるコンソメ にシブレットの花やコクリコの花   

ちゃんとシブレットの味がするんですよね





今回は コース料理ではなく単品料理 カルトを取ました


フランスでお世話になってる方とご一緒だったので、2人でわけて食べたいだけどとサービスの方に伝えると 普通はそんなことしてくれないんだろうけど


一皿分の料理を二皿にわけてだしてくれました


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アントレ 1品目は アスパラ とフイユタージィ とムスロンと  プティポワ とフェーブとまさにフランスの春が詰まった旬な一皿


このムスロンという野生のキノコは芝生牧草に生える高級キノコですってラムロワーズでも地道に処理してましたが、フランスでは市販されてない貴重なものようでした


日本価格 キロ 7000円  ...  
 野生キノコ=高級品ですね



写真制限につき次に続けます