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伊勢 志摩 熊野 白浜の旅①


oinarisan
2007/3.19-23三重県と、和歌山県へ旅に出かけた。


当初は、東北に行きたいと思っていた。

しかし、いくら暖冬とはいえ、車での寝泊りと、外での炊飯を予定していた旅には、

まだ東北の寒さは厳しかろう・・・ということになり、急遽前日に、

今回の行き先地が三重県と、和歌山県に決まった。


出来るだけ、暖かそうな方へ・・

そして、「熊野古道を歩いてみたい」と思っていたことが決めてとなった。


この旅は、何か(自分の中ではその何かははっきりしているけど・・)

出発(はじまり)の旅になったように思う。


19日の夜に出発し、現地で過ごしたのは4日間。

とても内容が濃く、穏やかで、光に満ちた旅だったように思う。


上の写真は、この旅でとても印象に残った一枚。

「小さな港町の 見えないものを大切にする心で清められた道」




「感覚」

人は感覚で物事を伝え合うことができる。

それは一見、抽象的な会話のように思われるけれど、

本当は、ものすごく明確な感覚。

歩んできた道のりで、経験したこと・・・見た景色、色、あの感覚

人は本当にそれぞれだけど、

「相手の気持ちを感じ取りたい」とか、「相手に気持ちを伝えられたら」

なんて、想いが重なったとき、人は感覚で、どんな会話よりも明確に感覚を伝合い

分かり合うことができるように思う。

それはとても素敵な時間

人間で、あってよかったとも思える時

辛い経験も、あの感覚も

必要なことであったと思える。

かたーい塊から、自分の体を包む粒子へと形を変える、素敵な時間。

昨日、あなたと笑いあい

沈黙の中考え

必要な言葉を交わし

同じであろう、色を見て

分かり合えたこと

そんな人たちと出逢えたことに感謝します。

人はそれぞれ。

だけど、

「相手のことを分かりたい」「相手の気持ちを感じ取りたい」

っていう思いは、本当に大切。

人間にっとって、宝物かもしれない。

風邪

3日前から、のどがいたい

風邪をひかない、強い体をつくりたくて

ここ1ヶ月はど、週に3回のペースで泳ぎに行っていた。


プールまでも往復45分くらい歩いて・・・

泳いでいると、とても気持ちが良くて・・・

だいぶ、心体力がついて来ていたのを、実感していた。


なのに、

唄うと決まって、嬉しくて、

そんな矢先・・・朝起きると、のどが痛い


1月のイラン旅で、あまりの乾燥と空気の汚さで

今までより体に免疫がついたかな、と思っていたのに。

どうして、唄う前?

いつもそう・・私の喉


いろいろなことを、出来る限りやって

何とか治そうとする。

でも、だんだん酷くなる一方。


今朝、葱を探した。

泥のついた、元気な葱が最近までたくさんあったから

それを探したけど、もう終わってしまったよう。

最後の望みをかけて、冷蔵庫の野菜室を見ると・・・

いた!

干からびたほそい葱が、一本。

ひどいな・・・かわいそうに・・

食べるにはもう、おじいさん過ぎて・・


でも、「まだ力は残ってる?」と聴くと

「だいぶ弱まってはいるけれど、まだ力はあるよ」と

答えたから、縦半分に切ってみる。

中はまあまあ水々しくて、おじいさんの言ったとおりだった。


その葱を焼いて

手ぬぐいに巻いて

のどに巻いた


温かくて、気持ちがいい。

葱の匂いと、

少し弱った私の体に、丁度いいくらいのおじいさん葱の効力を感じる。

すこーし、のどが楽になってきた。


明日は、唄えないかもしれない。

それは、何よりも苦しいこと。

だけど、その分、聴くことに集中しよう。

素晴らしい音を聴き

その中に、自分が交わる波の動きを感じ取ろう。

そんな機会はめったにないと、感じよう。



葱や、にんにく、ニラ・・・匂いの強い野菜には、それだけのパワーもある。

人の体を元気にさせる力のある、野菜たち。

その匂いは、「くさい!」と表現されることが多いけれど、

「あ~葱をまいたんだね、風邪がよくなるといいね」とか

「にんにくを食べたんだ。疲れてたんだね、きっと元気になるよ!」とか

そんな見方が世の中の感覚になればいいのにな~とたまに思う。


エチケットは必要だけど。

匂い以上に、野菜の美味しさや、力を感じれるようになりたいね。