サッカー ナビスコ杯 FC東京 vs 鹿島 にみる「我慢」の大切さ | アラサー、サッカー、オタク。

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日本はいつかマッシモ・フィッカデンティ監督に感謝する日が来る、、、
もしかしたらもう来ているのかも。

FC東京 2 - 2 鹿島アントラーズ

先制して、追いつかれて、逆転されて。

前線の選手を入れ替えようとしていたフィッカデンティ監督は、先発出場に
気合いが空回りしているように見える中島翔哉選手を最後まで代えませんでした。


「我慢」

そんな言葉が交代した選手から見て取れた気がします。

我慢して代えなかったからこそ、中島選手の同点弾があった気がしますし、
怪我から復帰した選手を積極的に起用したりするなど、我慢しながら
なんとか難敵、鹿島相手に同点に持ち込みました。

思えば、昨年今はドイツに飛び立った武藤くんを積極的に起用したのも
フィッカデンティ監督でした。彼には自分の信じた選手を我慢しながら
起用して、成長させられるだけの器量があるように思います。

新加入の選手をチームになじませ、チームの調子が上向く。
FC東京は今、充実の時を迎えようとしています。

プロである以上、目先の結果は間違いなく必要ですが、成熟したチームを
つくろうと、経験ある選手だけでチームを固めたり、選手を固定したりする
のではなく、常に伸びしろをチームに持たせようとしていたように思います。

それがないと、ピークを迎えた時にあとは下るだけになってしまいます。
荒削りな個性を磨く環境を整える、用意してあげる事が上手な監督だなぁと
惚れ惚れしながら、今日の試合も見ていました。


と、試合を見ながら、ふと自分の事にも意識が向きました。

早く〇〇が実現してほしい、誰かを応援しながらそんな気持ちでばかりいた
気がします。

何かが実現するにはその人の努力、置かれた環境、いろんなものの巡りあわせが
必要だと思っています。

なかなか伸びない勝ち点、なかなか伸びないCDの売り上げ、なかなか決まらない次のツアー、
なかなか発表されない復帰のタイミング、、、

どれにもやきもきしてしまっている自分がいます。

一度、焦ってやきもきする気持ちをふっと忘れて、今は我慢の時なんだろうなぁって
より広い心でいられたらいいなぁと感じました。


すぐに結果を、早く成長を、一日も早い決断を。

そう急かされる事が多い気がしますし、便利な社会で生きていると、早さを求めて
しまう気がします。

そりゃあ早くいい結果が出ることに越した事はない。楽に何かを手に出来たらいいのかも。

でも、我慢した先にもきっといいことがあると信じて、きりっとした表情の中にどこか
温かさを感じるフィッカデンティ監督を見習って、僕も彼のような度量の大きさを手に
入れたいものです。

※フィッカデンティ監督、就任当初の記事。
 イタリア人!っていう伊達男ですが、ザックさんといい、イタリア人監督が日本で結果を
 出すのをみるにつけ、イタリア人と日本人はどこか近いところがあるのかもしれません。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?126246-130676-fl

Forza! Ficcadenti!!