映画 ラブライブを見て、涙する理由 | アラサー、サッカー、オタク。

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どうか皆さん、温かい目でご覧下さい。

今日、通算三回目の映画鑑賞でした。

一度目は自分のアニメの考えに沿って。

二度目はいろいろな疑問を抱えながら。

三度目にはまだぼやけていますが、自分なりのラブライブ!を
好きになってしまう、涙してしまう理由が見えてきたように思います。


頭の中に、映画を見て書きたいことが浮かんでは消えていくのですが、
今日は自分の中に得られた気づきを書いていきます。


ブログをご覧になってくださっている皆さんは、なぜアニメを見ますか?
なぜ、アニメが好きなのですか?


僕の答えは、現実逃避でアニメを見、違う世界観に触れられる事で頭を
切り替えられるから、というすごくネガティブなところからのスタート
だったように思います。

なので、現実と違えば違うほどよいんです。
ハルヒや禁書がスタートだったのは、すごくわかりやすいところだと
自覚しています。
世界観がしっかりとしていて、作品に触れた人にいろいろな説明を
しっかりとしてくれる、そんな作品が好きでした。


そんな過去の自分からすると、今回のラブライブ!は好きな映画として
挙げるのは、非常に違和感があります。
実際、一回目の鑑賞時には違和感ばかりでした。
ボーナスステージ、と位置付けなければ、納得がいかない事ばかり。
おおまかな時間軸はあっても、彼女たちがこのシーンではどのあたりを
過ごしているのか、わからないところから始まり、スクールアイドルの
魅力を伝えよう!とライブを開催したのに、センターで歌うのはμ’sの
面々だったり、挙げればきりがありません。

それが今回、それでもいいんだと思って映画を素直に見られた気がします。
ボーナスステージという印象はそのままですが、この映画の目的は理路
整然とした物語である必要はないんだ、と思っています。

では僕が考えるこの映画の価値は、僕らが大好きなμ’sのメンバーの
魅力を、彼女たちの最後の最後まで堪能できる、という点です。

自分自身、もっと深堀したいですが、ラブライブ!は一期、二期を通して
各キャラクターの魅力、個性が素晴らしく、美しく描かれているようと
考えています。

そのアニメ本編を通して、各キャラクターに対する魅力が観る人の
共通理解になっていることを下地にして、映画では彼女たちが駆け足で、
最後まで魅力的であり続ける様を見られるところが僕らの涙を誘うの
ではないでしょうか。
※穂乃果が劇中、走り回るのは彼女の性格でもありながら、どこか作品の
 印象を決める要素になっている気がするので、それはまた作品を見直し
 ながら、言葉に出来たらな、と思っています。

なので、少し乱暴な言い方をすると、キャラクターが魅力的に動く、
物語における理由づけは単純なものでいいんです。
一番大切なのは、9人いるキャラクター、それぞれを輝かせることで
あり、観客をひとつひとつ納得させることではないんです。

逆に、キャラクターはブレてはいけませんし、ブレていないところが
映画の魅力であるのは間違いありません。
アニメの流れをしっかりと押さえ、キャラクターの個性がいい形で
広がりを見せる、見せられるような工夫に満ちているところが、
この映画では肝要である気がします。

僕はのぞえり単推しなので、彼女たちについては気持ち悪いくらい
言葉が出てくる気がするので、先の広がりを見せた点について、あえて
別のキャラクターの話をすると、凛ちゃんがパッと浮かびます。

凛ちゃんは学力的には賢くなかったように記憶をしていますが、
何かを感じ取るセンス、人やモノからインスピレーションを得るシーンが
映画の中では非常に印象的です。
※アキバとニューヨークが似ている、と切り出したシーンですね。
 ホテルの名前を憶えていた、というのも含めてもいいかもしれません。

凛ちゃんは仲の良いかよちんの気持ちを感じ取り、何がしたいのかを
汲み取ってあげられる優しさ、引いては人の行動から気持ちを読み取る
力に長けている子だなぁと、アニメ本編を見ていて感じました。

語尾ににゃーをつけている事で幼さを感じさせますが、どこかで
感覚的な賢さを感じられるのが彼女の魅力であり、それを映画で
上手く広げられていると思います。
こういったシーンが映画の中では、どのキャラクターにも訪れて
いて、それぞれの人が、各々の見方で映画を楽しめたのではない
でしょうか。

ラブライブ!は一部の心無いファンによって、印象を曲げられて
しまっているのが、すごく勿体ない気がしています。

多くの人に愛される工夫に満ち、愛されるまでの地道な努力があり、
一期で愛されて、二期や映画でファンの心をしっかりとつかめるだけの
コンテンツを多くの人の努力によって提供してくれていると感じます。

自分が好きなもの、好きになったものを言葉で伝えたい、その一心で
ブログを書いていますが、ラブライブ!について書く時はその気持ちが
強くなるのは先に挙げた背景があるからかもしれません。

映画を見、また一期から物語を見直したいと思っている自分がいます。
お金がないのに、円盤が欲しいんですw
多くの人に愛される理由を自分なりに考えてみることで、得られる
事も多いですし、細々とでも、実現できたらいいなぁ、と思います。