サッカー 貧しいJリーガーがいる現実に思うこと | アラサー、サッカー、オタク。

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今朝の気になったニュース。

貧困Jリーガー続出 平均給与は中国以下、バイトをしないと生活できない選手多数


記事の中ではネガティヴな言葉が並んでいますが、少し一面的であるような気がするので、自分の意見を書きながら、ポジティブな部分を探してみます。

まず、タイトルで中国と比較していますが、これをするなら韓国と比較すべきでは無かったでしょうか。
理由は明白、中国は国力が高まっており、今後も今の勢いを維持出来るかは不透明だからです。
また、ビッグネームを獲得してきても、すぐに離れてしまう事をみると、高額なサラリーだけで満足させられる事は出来ていないように思います。

比較対象と挙げるなら、アメリカもいいでしょう。
ショーとしてのスポーツがあり、効果的にヨーロッパの一戦で戦って来た選手たちが多く在籍するなど、リーグとして盛り上がりを見せています。
とはいえ、アメリカもプロチームが解散するなど、まだまだ改善の余地はあるように思いますが…

また、給与が低いもう一つの理由として、今は裾野を広げている最中だから、です。
リーグが出来て、20年以上が経過して、少しずつ成熟している部分、課題が出て来ました。
成熟してきた点として、選手がコーチに、監督になり、確実にキャリアの循環が出来つつある点です。
プロ選手としての経験が連綿と伝えられる事で、選手だけでなく、指導者の質も確実に上がるでしょう。

課題はまさにサラリーの部分。
ただし、理想を言えばこの現状からハングリーさが出て来て欲しいし、より良い環境を自分で勝ち取る選手が増えて欲しいところ。
ブラジル、アルゼンチンがなぜ強いか。
サッカーで家族を裕福にしたいという思いがある選手、地域に恩返しをしたい選手がいるからでしょう。
タフな環境に打ち克つメンタルをもった選手を育成する一つの機会にする事が出来ないか、という発想も必要だと思います。

ネガティヴな要素を、そのままネガティヴに伝えても「はい、そうですか」となるだけ。
じゃあどうすればポジティブになるのか、をサッカーに関わる人間がもっと考えなければいけません。
ただ、ヨーロッパで出来ている事が、日本で出来ないワケはありません。
ヨーロッパの歴史の深さに対して、日本は工夫、試行錯誤していくことが求められています。
お手本はたくさんあります。
課題に合わせて、良いところをどんどん真似して日本サッカーを深め、日本がより良い社会をつくれるようになる事を心から願ってます。