映画 イスタンブールユナイテッド | アラサー、サッカー、オタク。

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どうか皆さん、温かい目でご覧下さい。

何を、どう感じ取るか。
サッカーのいろんな可能性が感じられる映画でした。

映画の舞台はトルコ、イスタンブール。

そこには三つのサッカーチームが存在していて、互いに激しいライバル関係にあります。

ガラタサライ
フェネルバフチェ
ベシクタシュ

時に暴動があり、時には死者を出すほどの敵意に驚かされます。
映画ではライバル関係にあるチームが国内の政治に反発して、互いに協力する姿が描かれます。
あれだけ争いあっていても、共通の敵の為に協力する姿は、それまでの争いあう姿と反比例するように、美しく写ります。

ただ。
今回の映画で感じたのは、ユルネバでも少し描かれていた

敵意の功罪

です。

よく、サッカーでは罪の部分がクローズアップされ、批判的な横断幕はその象徴なように思えます。

ただ、敵意は生物である以上、消せないものであり、生物として敵に出会いずらい今、自分の感情をぶつける何かは必要なのではないか、と感じます。

その対象のひとつが、サッカーでいうとライバルチームになるんではないでしょうか。

あそこには絶対負けたくない。

そんな気持ちが生まれ、負けない強い気持ちで試合に臨む。

選手も、サポーターも。

こういう場面があれば、生活に緊張感が出て、何かしらの力が生まれる気がします。

もちろん、トルコのように暴れたり、死人が出たり、なんていうのはもちろん望みません。
ただ、自分の生活の中で、譲れないもの、許せないもの、心を奮い立たせるものは明確にしておく必要があるのかなぁ、と。

東京の三番手の町田サポーターとして、まずは緑の相手、オレンジの相手への適度な敵意を持っていたいです。

今年はより強いゼルビアが見られますように!