映画 ユルネバ | アラサー、サッカー、オタク。

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どうか皆さん、温かい目でご覧下さい。

いろんな生き方があってもいいけど、何かに一生懸命になれる生き方がいいなって思わせてくれる映画でした。

昨日まで秋葉原で開催されてた

フットボール映画祭。

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そこでFC東京や日本代表のサポーターとして有名な植田朝日さんの初監督作品、ユルネバを鑑賞して来ました。

全編をiPhoneなどで撮影されたそうですが、演者の熱気が伝わり、とても魅力的な作品だったと思います。

去年から、たくさんのチーム、いろんなスタジアムでサッカーを観戦して、スポーツは生で観てナンボ。
もっと言えば選手たちの熱気を感じて、それを自分の生活に還元する、ではないけど、そういうサイクルをサッカー、スポーツは実現出来んじゃないかなぁって感じてました。

ユルネバの中には、たくさん印象的なシーンがありましたが、中でも中々スタジアムに行けず、それがチームの不調に繋がっている、と感じるサポーターが出てくるシーンが思わず泣けてきました。

他の人が見たら、考え過ぎなんじゃないか?って思ったりするかもしれません。
でも、誰かを一生懸命応援した事のある人なら、一度は感じた事のある感覚で、僕はそれが素敵な感情だと思います。

悪い結果が起こった時、誰かのせいにするのは簡単です。
サッカーなら、監督、選手、レフェリー、生活なら上司、同僚、仕事内容など、外部要因に原因を探すことが出来てしまいます。

でも、先のシーンでは全て自分のせいだと悪い結果を背負い込みます。
すごく苦しくて、ツライ気持ちになりますが、それだけ応援対象へ気持ちが伝わるはずですし、応援される側が一番奮起させられる事なんじゃないかとも。

映画の中ではもちろん描かれませんが、仕事が忙しくて、スタジアムに行けない、でもチームを応援する気持ちが人一倍ある人は、仕事も人一倍がんばるのでは無いでしょうか。
与えられた以上の責任を背負い込み、日々がんばれるような活力をくれる、サポーターをすることで得られるものの一部分だと思いますが、とても胸を打たれました。

朝日さんもおっしゃっていましたが、サッカーを知らない方、あるいはスポーツ観戦に興味の無い方にこそ、観て頂きたい映画なように思います。
作品のあらすじは一流の配給会社がつくるものより陳腐かもしれませんが、サッカー、スポーツに関わる事で感じられる魅力がたくさん詰まっています。

映画を通して、サポーターをやっていて良かったと心から思えました。
来月から始まる新しいシーズンを前に、今まで以上に自分がチームに出来る事を考えたいと思います。