サッカー 中田浩二引退に思うこと | アラサー、サッカー、オタク。

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高校時代から知っている選手の引退、時が経つのは早いなぁ…
サッカーを見ているといろんな選手に思い入れが出てきます。
同じポシジョンだから、同郷だから、プレースタイルが好きだから…

僕の中で中田浩二は、初めて高校時代を経てプロに入る、というのを見れた選手でした。
帝京高校時代、雪の中での決勝。
東福岡高校との決勝戦は、当時小学生だった自分にとって、とても印象的でした。
名門帝京のキャプテン、身長が高くて、強い鹿島に入団が決まってて、しかもイケメン!!笑
身長だけは高かった自分も、彼のプレー、言葉からいろんな刺激をもらってた気がします。

そこからプロになって、黄金世代と呼ばれるタレントが豊富な中でもポジションを器用に変えながら、安定したプレーを見せ、クレバーなDFとはなんなのか、を僕に見せつけてくれました。

ふと、彼の来歴を見て、最近こんな選手が少なく無いかな…と感じます。
高校からプロに入って、トップチームで活躍する。
Jクラブのユースの充実など、環境の変化と言われればそれまでですが、ワールドユースで準優勝出来たメンバーの一員だった彼の存在は今後も価値があるように思います。

日本がユース年代、アジアで勝てなくなった…この事実にとても危機感を覚えます。
勝てない、というのは何かが足りなくて勝てなかったという事で、勝てたところからの変化があるはずです。

その意味でぱっと思い浮かんだのは鹿島の選手たちの「頼もしさ」です。
今季、選手を若返らせたセレーゾ監督の手腕もさすがですが、小笠原、本山、そして中田浩二が持つ「鹿島の伝統」が脈々と受け継がれている気がします。
そしてそれがそのまま、今の日本サッカーに足りてないところなのかも。

代表の強さは良い意味でトップ選手の繋がりから、良い緊張感でステップアップ出来ている印象があります。
一方、日本のリーグでは一過性の強さはあっても、伝統的な強さを持つのは鹿島くらいなんじゃないでしょうか。
J初年度にチームを導いたジーコイズム、これをしっかりと受け継ぐ運営をしている鹿島の良さを、あらためて価値のあるものとして認識すべきだと思います。

自分自身も最近強く感じますが、なんとなくでも生きられる世の中で、なんとなく時間をやり過ごす事はとても簡単です。
その中で何かを成し遂げるには、しなやかさのある意思、目標が間違いなく必要です。

チームとしてどうあるべきか、その教えを哲学として守り抜く鹿島アントラーズ。
その一時代を築いた中田浩二には、この伝統を脈々と引き継ぐ人材になって欲しいと思います。

(´-`).。oO(浦和レッズが大勢のサポーターに支えられて、チームを強くしているのと、鹿島の在り方が、なんだかスペインの二強に見えてしまいます。

規模はまだまだ比べるべくもありませんが、それぞれのチームの在り方が見えてきているのは、リーグとしての成長だと感じます。

その中で僕らのゼルビアはどんなチームになるのか、なろうとしているのか。
それをまだまだわかっていないし、来年は少しでもそれを感じたいです。