対する神戸も熱量がありましたが、鳥栖の方が上回っていた分、最後に圧倒されてしまった印象。
日本の技術は上がった、と言われますがやはりサッカーの根幹はメンタル、心技体揃ったチームが勝利するんだ、と。
鳥栖のサッカーはヨーロッパのトップのように華麗はテクニックが見られるわけではありません。
ただ、目の前で全力で戦う選手たちに思わず声援を送ってしまうような、気持ちが伝わるサッカーを披露しています。
最後にエース豊田の2ゴールで逆転出来たのは、それまで奪われたら懸命にボールを奪い返そうという強い意思の蓄積、勝利に値するプレーの結果だと思います。
来シーズン、同じようなプレースタイルの松本がJ1にいよいよやって来ますが、どちらも限られた予算の中で、優秀な指揮官、チーム方針の元、チームとしての団結力で勝ち続けています。
大金を費やして大物選手を獲得したセレッソが対照的に映ってしまうのが皮肉ですが、チームの首脳陣の方針、監督とチームの化学反応が弱いとこうも崩れてしまうのか、とサッカーの難しさを痛感するシーズン。
鳥栖は来シーズンどんな選手が残るのか、まだまだ不透明ですが、チームの根幹、方針は変えず、気迫溢れる戦士たちが全力で戦うサッカーを見せて欲しいです。