アウェイで3-1と勝利していた川崎サポーター席からはどこか余裕すら感じていました。
実際、試合が始まってからも川崎がシュートを決めきれなくてもピリピリムードは無し。
ポジティブにチームを盛り立てているのかな、とその時は前向きに捉えていました。
一方のセレッソサポーターは結局、前後半、ひたすら同じ応援歌を歌い続けていました。
そのひたむきに応援する姿勢に、僕は強い感動を覚えたのです。
セレッソと言えば、今年は優勝を狙うべくW杯得点王のフォルランを獲得し、活きのいい若手と融合して素晴らしいチームが出来上がる!と期待していた人も多いはず。
ところがリーグではエースの柿谷くんが抜けてからはW杯以降全く勝てず、まさかの降格争い。
サポーターはさぞ荒れてるだろうな、応援拒否とかしたりするのかな…とかいらぬ心配をしていました。
僕はサポーターはこの試合のセレッソサポーターのようであるべきで、苦しい時に、団結を感じるような応援をすべきだと思います。
ゴール裏で45分、同じ歌を歌い続け、苦しいチームと共に戦う。
なんて素晴らしい姿勢なんでしょうか。
僕はフロンターレサポーターはミスしても次がある、がんばれと声をかける温かさが好きでよくスタジアムまで足を運ぶのですが、この試合はセレッソサポーターに感服しました。
そして、一番印象的だったのは、フロンターレが常に先行しながらも2-2においつかれてから。
それまで穏やかだった川崎サポーターは急にジャッジに対して厳しくなります。
(実際、少し気がかりなジャッジがあったのも確かですが)
スタンドの空気が一気に悪くなるのを感じていました。
それに対比するように、セレッソサポーターはチームの勝利を信じて歌い続けていました。
そんなサポーターのチームに対するひたむきな応援が、気持ちが、最後南野くんの足に届いたんじゃないでしょうか。
この試合のように、チームとサポーターが一体となって戦えれば、セレッソはきっと降格しません。
そこに監督の良し悪しは介在せず、サッカーはサポーターを含めたチームスポーツで、団結力が一番大事だと考えるからです。
がんばれセレッソ。
選手、サポーターで力を合わせてひたむきに戦って、サッカーの神様を味方につけてください。
(´-`).。oO(苦しいチームを救えるのがエースだとしたら、この日の南野くんはまさにエースでした。
結果を出して今度は代表でも活躍して欲しい選手ですね。