日本代表、一分二敗。
本当に残念ですが、これが現実です。
対戦相手に恵まれなかった、主力選手が不調だった、など敗退の要因はいくつも挙げられると思います。
ただ、選手がヨーロッパの舞台で活躍し出したのもあり、チームとしては四年前よりも特に攻撃の部分では成長していると感じています。
では、次の四年間では何を期待するかと言えば、守備陣、特にセンターバックの育成です。
今大会は森重、吉田でいいよね？と思っていたら、ザックのチョイスは今野でした。
確かに今野は悪い選手ではありません。
人に強く、賢い選手だと思います。
ただ、この四年間ずっと思っていたのは彼はセンターバックでは無い、という事です。
彼のボール奪取能力は一列前だからチームを助けるものであり、最後は壁として存在感のある選手が相手の前に立ち塞がって欲しいのです。
パートナーの吉田もまだまだプレーに軽い部分があり、森重もふと集中を欠く瞬間がある…
ただ、欠点は世界との戦いの中で露わになり、修正する機会が生まれると思うので、攻撃の選手よりも根気づよく育てる必要があります。
W杯を観ていると、強豪国の攻撃のスピード、強さに驚きます。
そんな攻撃に耐えうる、肉体的にも、精神的にもタフなセンターバックが出て来てくれることを期待しています。