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会計人高野博幸の「想いを言葉に!!」

会計士試験合格後、税理士法人PwC勤務、LEC講師を経て医療特化の公認会計士・税理士事務所を開業した高野博幸のブログ。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」をモットーに、夢を与え、ロールモデルとなれるように日々がんばります!

こんばんは、高野です。
段取り不足を露呈してきた2週間でしたが、ブログを飛ばしたおかげで業務は順調に進んでおります(苦笑)

さて、開業後しばらくは段取りをほぼせずに力業で仕事をしてきた私ですが、いざ段取りをと取り組もうにも、何からすればいいのかよくわかっていませんでした。
試行錯誤を繰り返していく中で、これはシンプルだけど重要だなと感じた点は、【見える化】の徹底です。

例えば、【試験勉強の時間を増やそうと思っているけど、思うように時間が取れない】という場合に、勉強時間を増やすぞ!という意識だけでは「今日も忙しくて時間が取れなかった」となりがちです。

具体的に時間を生み出すには、日々、無意識のうちに過ごしている時間をより【見える化】することが重要になります。
朝の時間に勉強時間を増やそうと考えたとします。
その場合は、まずは朝起きてから、制約のかかる状態までの時間(仕事の開始、学校の授業の開始など)までの行動を書きだしていきます。
歯を磨く、着替える、ご飯を食べる、といった具合に細かな行動の1つ1つを書きだし、そして各々にかかる時間を書きます。
最初から完璧を目指すとなかなか行動に移せないので、ざっと箇条書きをしたら感覚で時間を書いておきます。そこから実際に1週間そのリストと自分の行動を見比べ、不足していた項目を書き足したり、自分が思っていたよりも時間がかかっていたことなどは修正をしたりします。

これによって、具体的かつ正確に朝の無意識の行動が【見える化】された状態が作られます。
ここで、初めて調整(必要以上に時間をかけていることの効率化、勉強と天秤にかけたらカット出来る内容を省略など)をして、勉強に割り当てる時間を確保します。

とてもシンプルなことなのですが、無意識の行動や慣れ(感覚)による行動はつい「こんなもん」と頭の中だけで見繕ってしまい、感覚で調整をしてしまいがちです。
その結果、「なんかうまくいかない」「思っていたのと違う」ということが積み上がりつつ、その根本の原因が解明されないまま、修正も改善も出来ずにまた同じことを繰り返してしまうように感じています。

業務においても、締め切り(最終納期だけでなく、小区切り、中区切りを含む)を設けることだけでなく、そこに至る過程を書きだして予測をたて、実際に行動してみて修正をして、より正確かつ具体的に【見える化】をしていくことが、段取りを組んでいく上で欠かせない部分だと感じています。

この意識が少しずつ習慣化されると、イレギュラーが生じたり、段取り不足で進んでしまっていたりするなと感じた時にも、まずは書きだして整理して・・・と立て直しやすくなったように思います。忙しい時には、つい目の前のことを終わらせていかないと!と焦りがちなのですが、そういう時だからこそ立ち止まって【見える化】の徹底をする方が最終的にはより良い状態で進めると思っています。

次回は、うまくいかない時の軌道修正について更新予定です。
お楽しみに!