なんちゃって主婦のお裾分け

なんちゃって主婦のお裾分け

PD患者の日常の一コマです。

私を支えてくれたもの。

 

それは書道。

 

初めて筆を握った日から53年の月日が流れた。

 

書くことが好きでどんどんのめり込み、高校は書道の特待生で入学した。

 

賞状書士としてボランティアで息子たちが通う小学校の賞状を書いていた。

 

自宅で書道教室もやっていた。

 

最近まで筆を握って作品を書いていたが、ジスキネジアが酷くなり体が動いてしまうことで中心が取れなくなり、そのことがストレスになりしばらく筆を擱くことに。

 

それでも筆ペンを使って手紙を書いたり、何とか書と関わっていこうと頑張っている。

 

文字を丁寧に書くと心が落ち着き自律神経が整う。

 

これからも私を支えてくれることだろう。

 

 

 

 

薬の力で動き、いつ薬が切れるか不安な状況で毎日暮らしている。

 

ある一日の様子。

 

9:50スタートのヨガのサークルへ参加するつもりでも、出発ギリギリまでONのスイッチが入らずソワソワ。

 

スイッチが入ると大慌てで出かけ、教室へ着くなりたちまちOFFり、マットの上で固まりひとり「しかばねのポーズ」をとり、再び薬を飲む。

 

ようやく動けるようになったのは帰りの挨拶の頃。

 

結局ヨガマットを広げただけで帰宅。

 

家に着く頃にはすっかりONのスイッチが入る。

 

こうなると心も立ち上がる。

 

突然の歯医者からの連絡も強気で受け、30分後の指定時間もなんのその・・・

 

しかしOFFはやって来る。

 

帰りはスタッフに助けられ玄関を出る。

 

家に戻って薬が効いたら着物のリメイクの納品に。

 

バタバタと帰宅して、お次はマッサージへ。

 

17:00~18:30の予定でやってもらうが帰り間際にOFFり、結局19:00過ぎまで休ませてもらってヘロヘロになりながら帰宅。

 

一日に何度もOFFり、失敗も多くて不安だらけだけどこれが私の日常。

 

やるしかない・・・

 

 

 

 

 

ニガテとするジャンルである歯医者から突然電話が来た。

 

えっ?何?予約日間違えた?

 

一瞬ドキッとした。

 

キャンセルが出たので本日いかがですかとのことだった。

 

いつも予約時間ギリギリまでOFFっていて行けるかどうかドキドキしているのに、突然キャンセルが出たからと声がかかっても・・・無理なはずがどうしたことか薬がたまたま効いていたので思わず、伺いますとポロっと言ってしまった。

 

後先考えず返事をしてしまい、電話を切ったら急に不安になる。

 

 

何とか約束の時間に動けて一安心しながら到着。

 

担当の衛生士さんが体調優れなかったのですか?と。

 

歯磨きの仕方が今までより雑とのこと。

 

近頃手が上手く動かず歯磨きが苦痛になっている。

 

よく見てくださっていることに感謝。

 

会計を済ますころにはOFFり出し慌てて薬を飲むが、すでに怪しい動きに。

 

受付の人にスリッパを脱がせてもらい、車まで付き添ってもらう。

 

自分の予約もまともに守れないのに、急に人のキャンセルに対応するなんて。

 

とにかくお世話になりました。

 

 

 

 

90歳近い義母が昨年10月に大腿骨を骨折し、3ヵ月程リハビリ入院し先日退院した。

 

義母は杖をつかなくても歩けるようになり自信がついたとのこと。

 

私は骨折していないのに薬がうまく効いていないと杖をついても歩けない・・・

 

いかにリハビリと努力が大切かということを学ばせてもらえたが実行に移せずにいる。

 

ドーパミンの力は凄い。

 

近頃は自前のドーパミンも枯渇しているので薬が切れると錆びついた置物状態で固まり続ける。

 

どんな姿勢でも固まる。

 

だるまさんが転んだをやれば得意かも・・・

 

とにかくドーパミンが気分も体もコントロールしている。

 

義母は努力の人だがドーパミンも満たされているのだろう。

 

うらやんでいないでコツコツやるしかない。

 

筋力が落ちれば心も骨も折れるのである。

 

 

同病のお仲間たちとの新年会に出かけた。

 

集合時間は朝9時半。

 

私の最もニガテな時間。

 

このところ立て続けにこの時間の予定は薬が効かずキャンセルしている。

 

そんなプレッシャーというかトラウマで今回も不安な気持ちで当日を迎えた。

 

出発は8時。

 

夫に車で駅まで送ってもらう途中でOFFに。

 

慌てて薬を口にするがここからの30分が別れ道。

 

上手く効いてくれればいいが、めったにそうはならずたいていどっぷりOFFに引きずりこまれてしまう。

 

今回も半OFFでとどまらず、ヨチヨチヨロヨロ三歩突進しては固まり、つまづいては立ち止まり、とんでもなく時間をかけて改札口目指す。

 

ようやくたどりついた改札口。

 

半OFF状態。

 

足がすくみ上手く通れず、ガタガタ震えが止まらない。

 

ホームでは足がすくみ一歩進むのに周りの視線が刺さる。

 

気にしないと呟き、必死に踏み出せば突進しホームから落ちそうになる。

 

こんなんで電車に乗れるのか不安になる。

 

何とかドアが閉まる前に乗り込めホッとする。

 

目の前の席に座りたいが向きを変えられず、椅子を眺めガタガタ震える。

 

またもや視線が突き刺さる。

 

倒れこむ様に座ると姿勢が保てず斜めになり、ひとりで二人分のシートを占領してしまうが、もうどうすることも出来ず固まり続ける。

 

頭の中はどうやって電車を降りるかで一杯に。

 

降車駅に到着する前から移動を始める。

 

まだ完全にONになっておらず乗り換えはきつい。

 

階段を昇り降りし向かいのホームへ。

 

無事に集合場所に定刻に着く。

 

そこには私のように必死な思いをして集まったお仲間たちがいた。

 

仲間がいるだけで心が強くなれる。