お土産に頂いたお手製クリップ。
お作りになったのは男性です。
お手製クリップ、
いただいた時に思わず
「いやぁかわいいネコ！」と口走りましたが、
「いえ、フクロウです… 」
シーン。
お手製クリップをくださった方は、
写真を撮るために ならまちへ来ておられ、
五想庵には通りがかりにフラッと立ち寄ってくださいました。
男性は作業服を製造販売するお店を営んでいらっしゃるとのこと、
ふと見ると、男性が着ておられるズボンは かなり仕立てがいい。
「もしかして、今着ておられるズボンは…？」
「はい、うちのです。」
聞けば、純日本製とのこと。さすがに見栄えが違う。
「これは評判の品でしょうね～。」
私が明るい声で返したところ、
「いえ、今は安くないと売れないんです。
みんな中国製をお求めです。高いのはダメなんです。」
「そうでしたか…ちなみにそのズボンはおいくらですか？」
私は1万とか2万とか、
あるいはもっと高い金額を想像。ところがところが
「三千円です。」
えーっ！それは安いっ！ 安すぎる！ それで売れないのぉ？
「みんな千円のを欲しがるんですよ。」
え、でもでも、三千円でその仕立てだったら、
絶対にお得なんですけどーっ！
ああ、不景気を肌で感じてしまった。
アベノミクスなんて、やっぱサギノミクスやん！
嘘つきーっ！アベ！
絶叫したくなりましたが、そこは接客モード、
ぐっと押さえましたけれど、納得いかーん。
「そのズボンが普通に売れる社会にならないとダメですよねっ！」
本音はツルッと吐露させていただきました。
件の男性が五想庵を後にされた後、
顔なじみの女子が続いて来てくれたり、
奈良に縁の作家さんたちが来てくれたりして、
五想庵は、がやがやワイワイと雑談の場と化しました。
私ゃ、そこでサギノミクスの不満をたっぷり吐き出せたので、
すーっきりさせていただきました。
ありがとうございます、お客さま！
このように、狭い狭い五想庵は
5人も集まると高校の部室のようにムンムンしております。
今日はそんな中へ清らかな女子大生が、
しくるに惹かれて立ち寄ってくださいましたが、
部活のように汗臭い湿地に咲いた一輪の花のごとく。
可憐な彼女は、かなり驚かれたのではないかと、
日がとっぷり暮れた今時分になって心配になりました。
また来てくださいねーっ！
さて、来週から『にゃらまちねこ祭り』に突入です。
まだ猫バックの制作に着手できていない五想庵、
6月イッピをどう迎えるのやら。
小さなギャラリー「五想庵」のご案内6月30日まで土日にオープンします♪
5*SEASON's サイト『つぶやきの動物園』TSUBUYAKI ZOO
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