![$ ◆ cinemazoo-藤城誠治展フラッグ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120822/21/ko-mainu/f3/47/j/t02200220_0600060012149750270.jpg?caw=800)
藤城先生のフラッグ。
登大路にヒラヒラしてました。
あれはいつだったか、
初夏の頃だったか・・・私が出かけたのは。
奈良県立美術館が湧きに湧いた展覧会『藤城誠治 影絵展』。
美術館は連日盛況に次ぐ盛況、展覧会も大好評。
そんな中で、水を差すようなことは言えまいと黙ってましたが、
いえ、一部の人には吐露してましたが、
私はちょっと怖かったんです。
作品がどうのではなく、あまりの世界観が。
「藤城誠治」という作家の展覧会というより、
「大企業がわが町にやってきた!」って感じで。
さすがに藤城先生の作品は素晴らしかった。
でも「ここがあの県立美術館か!」と目を疑うほどの、
徹底的なメルヘンワールドへの変貌が怖かった。
ひとりの作家というより有名ブランドなんだなー。
米寿を迎えられ、なお燃える藤城先生の創作意欲には、
敬意を抱かずにはいられず。やはり凄い。
けれど、私がもっとも胸打たれたのは、
藤城先生の初期の頃の作品でした。
年々大掛かりになっていく作品群の冒頭に展示されていた、
ひとりぽっちでカミソリを手にし、
黙々と作っておられた頃の切り絵。
今も頭の中に残っています。
で、いつもは「もうちょっとがんばって~」
なんて思っていた県立美術館の静けさが
なんだか愛おしくもありました。
といいながら、先週までの館蔵品展『近代の日本画展』、
観に行くのをすっかり忘れてたっ。
次回の『日本の伝統絵画』は観に行こうっと。
・・・ちょい地味なラインが続くなぁ。
県立美術館らしくていいけど、
ちょっと『藤城誠治展』が恋しい・・・?
なんやねん、わしゃ。
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今後の展覧会のお知らせが。
先生、あまり働きすぎないでくださいましね。
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10月には奈良出身の画家・絹谷幸二先生の特別展があります。楽しみ!
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来春の開庵を目指してがんばります。
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