産経新聞に連載中のエッセイより
大阪から「五想庵」へ遊びにいらした女性が、
「先日、歩いたところが新聞に載ってました～」
と切り抜きを郵送くださった。
安野光雅さんがスケッチされた「ならまち」！
「五想庵」のすぐそこ！
ほぼ毎日見ている町並みが、
安野さんのタッチで描かれてる！
いったい、いつ歩かれたんだろう？
掲載は5月だけど「ならまち」へいらしたのは、
ずーっと前なのかもしれない。
でも、安野さんが私の日常に
手を動かしてくださったのが、とってもうれしい。
安野さんの手記によると、
画家の小出楢重さんも住んでらしたとか。
そういえば昨日、
「五想庵」を訪れてくださった中に、
油絵を描いていらっしゃる男性がいらした。
「ここには描きたい日本の風景がたくさんあるなぁ。
次はスケッチブックを持って遊びにきます。
何度も通うことになりそうです」
と言ってくださった。
残したい、伝えたいと思えるものが
「ならまち」には確かにあって、
どうやら作り手の五感に刺激をくれるようです。
今日も午前11時に
「五想庵」をオープンするため看板を出していると
向かいのおばちゃんが声をかけてくれた。
「ちょっとずつ がんばりや。無理のないようにな。
続けていくのが一番大事なんやから」
おばちゃんの家は古くからのロウソク屋さん、
なんと創業650年！！！
「五想庵」はまだ１ヶ月足らず、
おばちゃんの足元にも及びません。
いえいえ、
足元の蟻にも及びません。
【安野光雅が描く 日本のふるさと奈良】（２０）奈良町安野さんのスケッチの表示はありませんが手記は読めます。
紹介なさっている小出楢重さんの随筆集、気になる！
5*SEASONの小さな常設ギャラリー「五想庵」のご案内近鉄奈良駅から徒歩7分 JR奈良駅から徒歩13分 OPEN 土日祝のみ
重要文化財のロウソク屋さんの向かいに看板を出してます。
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