じきどう(食堂) |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

マメさんと二月堂の御松明を拝んだ夜のこと
二月堂の闇に浮かぶ明かりが…
吸い寄せられるように近付くと

◆ cinemazoo-明かり
湯気 ぷかぷか

◆ cinemazoo-ごはん?
軒先にご飯

◆ cinemazoo-もこもこ
古式ゆかしき食支度のよう


人で ごった返していた二月堂だったのに、
長居したせいでありましょう、
人影がふたりぼっちの闇中のこと。
モコモコ雲のごとき湯気に包まれて
食支度に精を出される様子は
あまりに厳かで、儀礼にあふれておりました。

帰宅後、調べてみたら、
やはり写真の様子は二月堂の「食堂」でありました。
「じきどう」と読む其の所では、
苦行中の僧侶が食をあがられるのだとか。

呼称“お水取り”で有名な二月堂の修二会は
この世の一切の悪行を
僧侶が懺悔なさる法会を意味しますが、
平たく「世界平和を願う行事」といわれることが多いようです。
歴代の天皇と総理大臣の名前も詠まれるそうですが、
私のイケズも懺悔してくださっているのでしょうね、
すみません、本当に申し訳ない…。

…御松明が二月堂の欄干に姿を現す3/1から3/14までを
修二会の中でも本行と呼ばれていて、
僧侶には たいへん厳しい行が続くわけで、
なんと食事は一日に一度だけだとか。
お腹がタプタプしている我が身が
卑しく思えてなりませぬ…。

そんな「本行」もあと僅か。
幾度も行きたいと思いつつ、
なかなか時間が作れず、まだ一度だけ。
これからは たいへんな人出だそうで…。
ひとりっきりで行ってみたいけど、
人波が恐くて尻込みしてしまう。

ふー。弱気な自分を懺悔したい。

「巨匠・修二会の巻」 つづく


ニーッ 東大寺 二月堂 修二会 3/14まで
近鉄奈良駅から徒歩25分ぐらい、5*宅から30分ぐらい。

ニーッ 以前の記事「修二会“お水取り"」

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