『小宇宙という名の映画館』
昨年、映画館で観た映画は25本。
2006年の3分の1だったが、
忘れ難い映画がいくつかあった。
なかでもくらもちふさこ先生原作の『天然コケッコー』は
強く強く強く心に残っている。
フィクション性を保ちながらも
あくまでも日常を静かに描いた名作は、
スタッフや出演者全員のチームワークが素晴らしく
奇跡としかいえない良き縁が伝わってきて、
映画館に居る間中、至福を抱くことができた。
また社会問題をスクリーンで問うた
『それでもボクはやってない』と、
ファンタジーを魅せつつ、
圧政の愚かさを描た『パンズ・ラビリンス』も
何かのきかっけに、ふと、
映画館で得た感動を思い出すだろう。
ちなみに、関西の映画教祖ワッシーは
昨年129本の映画をご覧になられ、
例年通り2007年の総評を端的に述べられております。
それと…忘れちゃならん、
元相方の浪速の猛犬・でこは
年末も年始もクジラを捌いて
さすがに瀕死の状態のようですが
相変わらず毒吐きは健在のようであります。
今年の私はたぶん、昨年よりももっと
映画館へ行く回数は少なくなりそうだけど、
暗闇に映し出される「ゆめ」を励みにしていたい。
そうして自分の描く「ゆめ」には
映画以上にときめいてみたいものだ。
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●ワッシーのこれが映画なのだ!