ビセンテ・アミーゴ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

イデア

CIUDAD DE LAS IDEAS

イデアの街で
幾夜かをすごす
修道士たちの沈黙に埋もれて


イデアの街
午後に水浴
君の優しさにぬれる


もし言葉を
風が運んでくれるなら
僕のを君の住む通りへと運んでおくれ

~ビセンテ・アミーゴ 『イデアの街』より~
対訳:志風恭子


この詩を私は恋の詩だと思ったのです。
“君”というのは
恋しくて 狂おしくて ならない愛人で、
つまりは手の届かない神様ではないかと⋯。
宗教も恋愛ですから。いえ、この詩以前に
ビセンテ・アミーゴのギターが胸を焦がす。

こんなふうに音楽に触発されて、
あるイメージが頭に浮かぶことがある。
この詩が乗せられた曲が収録されたCDもそう。
ビセンテ・アミーゴが奏でる 切ないギターと
フラメンコの祈りとも叫びともとれる響き、
スーッと音符が鼓膜へと侵入したとき、
新しいものが沸き上がるような息吹きを覚える。

今日描いた一枚の絵が、
また新たな一枚を呼ぶ予感。
ささやかではあるけれど
9月の私の個展では音楽が聴こえてくるような絵を
たくさんの人に お見せできますよう、
イデアの神に ひざまずきたいくらい
気持ちがイメージが溢れてしかたない。



◆ カ エ ル 展 開 催 中
5*SEASONも参加しています
6/19(Mon) まで 東京・代官山アートラッシュにて
TEL 03-3370-6786 ●詳しいお知らせはこちら






ビセンテ・アミーゴCD 『イデアの街』