出るんです |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

うおーっ

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また最近、
『マリオネット』の音が特に恋しくて、
やたらと聴きまくっていたところ、
つい昨日まで上方へ帰っている間も、
ときどき頭の中で自動演奏が
リピートされてしかたがなかった。
『マリオネット』は関西を中心に活動する男性二人の
アコースティック・ユニット。
ライブを中心に活動されていて、
どちらかというと知る人ぞ知る 二人。なのに。
ある日。めったに付けない実家の二階のテレビを
何の気なしに付けていたら、ポロロン~♪
ポルトガル・ギターの音色。
おっ! と思って、テレビを見たら、
『マリオネット』のふたりがテレビに!!!
おぉーー、偶然!
テレビによると、柳貞子さんのファドのCDアルバムに
彼らが演奏で参加するとのこと。
番組はそのドキュメントだった。うーむ、楽しみだ、
しかも『マリオネット』を見られて嬉しいし。
もしかして、あたしって上方では
「キテル」のかも?

なんせ、友から「いい」と教えてもらっていた
花森安治さんの本『一戔五厘の旗』を
三晩お泊まりした友の家で発見した。
本の持ち主は宿の友の母上。
嬉しい偶然とばかりに目を通してみたら、
泣きそうになった、
あまりに親身な文章だから。

なんせ、京都の恵文社という
一風変わった素敵な本屋さんへ行ったとき。
『耽美』という雑誌が目に付き、
パラッと開いたら三島由紀夫の切腹シーンだった。
ぎょーーーーーっ 痛い! 今月頭と先月末、私は
『三島由紀夫映画祭』に通ったばかり。

なんせ、奈良の高畑辺りを散策していたとき、
お庭をカフェとして解放している
『たかばたけ茶論』でティー・タイム。
カフェは志賀直哉などの文化人に縁の場で
かつては文化サロンとして賑わったとか。
オーナーは画家の中村一雄氏で、
その道では有名だそうだ(無知な私は知らなかった⋯)。
それで、そのカフェ。入口のショーケースに
なつかしい白黒写真が貼ってあり繁々と見る。
おっと⋯! そこには藤田嗣治画伯のお姿が!
画伯とはオーナーの父上と交流があったそうだ。
それにしても先々週だった、
かの人フジタの大展覧会を観て盛り上がったのは。

てなわけで 出るんです、なぜか。
私がいいなと思える感性に、
思わぬところでポロンと出会える、
もしかして神通力が そなわって来たのか?
フフフフフフフ。
この11月に京都で開催することにした小さな作品展も、
神通力で つながっていけば、いいなー。



※5*SEASONは6日間の上方の旅から戻ってまいりました




●『マリオネット』サイト
●柳貞子サイト

●雑誌『夜想#耽美』
●恵文社 一乗寺店

●藤田嗣治展
●三島由紀夫映画祭2006

●花森 安治 著 『一戔五厘の旗』